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【遺産相続】絶縁状態や仲のいい兄弟でも陥るトラブル|その対策は?

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【遺産相続】絶縁状態や仲のいい兄弟でも陥るトラブル|その回避策は?

「遺産相続」と聞くと、裕福な家の話だと思われがちですが、実は、「土地建物ぐらいしかない」とか「お金もちょっとしか残らない」という方々のトラブルが非常に多いんです。

特に、「相続するものがない」と考えていた場合や、兄弟仲がいい場合は、相続対策をしないケースが多く、結果、泥沼になることがあります。

相続するものがないのに揉めますか?
さらに、兄弟仲がいいのに揉める要素がないと思うのですが・・・。

実は、財産の有無や兄弟仲はあまり関係ありません。

財産がある方は、きちんと専門家に相談して相続対策をしている方が多い一方、あまり財産がない方は、なんの対策もしていない場合が多く、急にこういったトラブルに見舞われます。

では、財産がないのにどうしてもめるのか?

答えは簡単です。

財産がなくても、「権利」は(裕福な方もそうでない方も)等しくあり、そのないながらもわずかな財産の「権利」に執着してしまうからです。

特に、就職したり結婚すると、第三者が色々と助言をしてくる機会も増え、(その助言が正しいか間違っているかわからずに)どんどん「権利」に執着してしまいます。

ちょっとわかりづらいので、ここで私が税理士事務所に勤務していた際、よくあった事例をご紹介します。

私が勤めていた税理士事務所も新規顧客獲得のため、電話相談を受け付けていましたが、相談される方はほぼ、配偶者の方でした。

実は配偶者からの相談は、不可実兼権利者ではないので、電話や簡単な無料相談しか受けれられません。

こういった方は新規顧客にならないので、税理士事務所でも法律事務所でも、困った相談になります。(法律事務所の中には、権利者でない方の相談は断られることがあります。)

実はこれこそが、「仲のいい兄弟」でも泥沼になってしまう原因なんです。

相続人の周りの方が「権利」をいろいろと画策します。

そして、その「権利」を少しでも行使するよう、配偶者から当事者(あなたの兄弟)に強い働きかけがあり、当事者はその「権利」を主張するようになります。

その「権利」が正しいものであれば正当な主張ですが、時には、間違った認識や、常識を超えた主張も出てくるようになり、そもそも話し合いもできなくなるケースがあります。

折角、仲の良かった兄弟でも、絶縁状態になってしまうケースも多く見てきました。

この記事では、そんな悲しい状態にならないための対策を記載しました。

【本記事の内容】
  • 絶縁関係にあった兄弟の相続権について
  • 相続トラブルの具体例
  • 相続トラブルの回避策

この記事を書いている人 -WRITER-

りん:FP(元税理士事務所勤務)

税金や社会保険などのわかりづらい内容を、できるだけわかりやすく説明しています。その他、アラフォーからチャレンジしているブログ運営や、ペットについても発信しています。

詳しいプロフィールはこちらから

 

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そもそも絶縁関係だった兄弟にも相続権はあるの?

そもそも絶縁関係だった兄弟にも相続権はあるのか?

「そもそも絶縁関係だった兄弟にも相続権はあるのか?」という疑問については「YES」です。

親や兄弟と絶縁関係でも、音信不通でも、所在不明でも、法定相続人である以上、相続権は存在します。

遺産を相続する為には、「遺産分割協議書」への署名捺印が必要ですが、この書面は「相続人全員の同意」が必要です。

そのため、絶縁関係の相続人にも連絡を取り、話し合いをする必要があります。

ただし、絶縁関係にあった人との話し合いは、壮絶な状況になり得ますので、できれば弁護士に依頼することをおすすめします。

🌷 参考記事 🌷

もし、連絡先がわからなかった場合はどうすればいいですか?

その場合は、「不在者財産管理人」を立てましょう。

不在者財産管理人とは
行方不明や連絡先がわからない相続人の代わりに財産を管理する代理人のこと。
利害関係者からの申し立てにより家庭裁判所が選任します。

絶縁状態で連絡先がわからない場合でも、勝手に遺産相続について決定することはできません。

不在者財産管理人に遺産分割協議に参加してもらうことによって、遺産分割を進めることができます。

 

仲のいい兄弟でも遺産相続でトラブルになるケース

仲のいい兄弟でも遺産相続でトラブルになるケース

絶縁関係とは反対の仲のいい兄弟でも、下記ケースの場合は、揉めることが非常に多いです。

特に、最初にお話ししたように第三者が助言したことに感化されてしまうと、もう泥沼です。

遺産相続でトラブルになるケース
  1. 分割しにくい財産しかなかった場合
  2. 親の事業をついだ相続人がいた場合
  3. 生前に親の面倒や介護をしていた相続人がいた場合
  4. そもそも相続人の関係がよくない場合
こんなにトラブル要因が・・・
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それでは1つ1つ見ていきましょう。

遺産相続でのトラブル①
分割しにくい財産しかなかった場合

分割しにくい財産とは、土地や建物、会社の株券などをいいます。

これらの分割しにくい財産も、兄弟で分け合う必要がある場合、兄弟の共有財産にするか、売ってお金にし、分けるしか方法はありません。

一番建設的な方法は、土地建物を売って金銭で分配する方法ですが、兄弟のうち誰かがまだそこに住んでいたいという希望があれば、「売ってお金にする」という選択肢はなくなります。

その場合は、土地建物に住みたい人が、他の相続人に法定相続相当額のお金を払うことで解決する選択肢があります(これを「代償分割」といいます。)が、そもそも土地建物しか相続財産がない場合は、そこに住み続けたい人が、兄弟にお金を渡すことができずに、相続問題が発生します。

また、もう1つ解決策としては、その土地建物を相続人全員の共有物にし、居住している相続人が、他の相続人に家賃を支払うということもできます。

ただし、居住していない相続人が亡くなった場合、亡くなった相続人の配偶者や子供に権利が移り、今度は、相続人同士とその亡くなった相続人の配偶者や子供も権利者に加わりさらに揉める原因になります。

遺産相続でのトラブル②
親の事業を継いだ相続人がいた場合

飲食店や小売店、または製造業など、親の会社の事業を継ぐことも多いと思います。

生前に、自身の事業の株を継がせたいまたは継いでくれた子に贈与しておくのも手ですが、亡くなる3年前の贈与であれば、相続財産に含まれてしまいます。

また、株式や会社の土地建物が社長名義であった場合、それらも一緒に相続財産として分割する必要があり、継がせたい子のみならず、他の兄弟の権利も発生してしまい、トラブルにつながります。

最悪、事業をやめて株の清算と土地建物の売却という、なんとも悲しい結果にもなりかねません。

遺産相続でのトラブル③
生前に親の面倒や介護をしていた相続人がいた場合

日本の憲法は、法定相続分は兄弟同じ割合になっています。

生前にいくら親の面倒を見たとしても、法律上の財産分与は平等です。(今は面倒を見た分を考慮する法律もできましたが、実際問題としてどのくらい面倒を見たかの証明がまだまだ難しい状態です。)

ですので、いくら生前の親の面倒や介護をしてきたことを主張しても、他の兄弟が首を縦に振らない限り、法定相続分しかもらえません。

また、例え、これらの功績を認めてもらったとしても、貢献割合で揉めるケースも多々あります。

こういった場合、「親の面倒を見てくれたのは感謝しているが、その分、(生活費や娯楽で)親のお金を使っているだろう」とか、「生活費以上に親のお金を引き出しているんじゃないのか」と、少しでも割合が平等になるよう主張されることも多いです。

もっとひどい場合は、「親はうちに来るといつも愚痴っていた。かわいそうだった。」と面倒も見ない兄弟が言うこともしばしば・・・。

誰だって一緒に住めば愚痴もでます。

それでも一緒に住んで、面倒を見た努力が0になる訳ではないのですが、面倒を見なかった人に限って権利を主張してくるものです。

でも、法律は「平等」。

ですから、いざという時のために、是非、対策を立ててください。

次章で対策をご紹介しますので、お子様のためにも実践してみて下さいね。

遺産相続でのトラブル④
そもそも相続人の関係がよくない場合

今まで紹介したケースは、元々仲の良い兄弟間で起こるトラブルですが、絶縁関係だった兄弟や、絶縁までではないにしても兄弟仲が悪かった場合は、さらに揉めてしまいます。

ただでさえ関係が良くないので、話し合いには過去の恨みつらみも出てきて、疲弊するばかりでなく、お金が絡む話をするので、心労は相当なものになります。

ですが、話し合いを避けることはできません。

 

遺産相続で兄弟が揉めないために親がやっておくべきトラブル回避策

遺産相続で兄弟が揉めないために親がやっておくべきトラブル回避策とそのメリット・デメリット

親であれば、「兄弟が揉めないように」と対策することはできます。

これらの対策ですべての兄弟が納得のいくものができるわけではありません。

ただし、対策を練ることにより、法的正当性は得られるので、兄弟同士でのいがみ合う割合は少なくなります。

トラブル回避策
  • 生前から話し合いをする
  • 生前贈与する
  • 遺言書を作成する
  • 生命保険に加入する

それでは1つ1つ見ていきましょう。 

トラブル回避策①
生前から話し合いをする

仲のよいご家族であれば、生前から相続について話し合っておくのも1つの手です。

ですが、話し合いの中で、どうしても納得のいかないことが出てくるケースが多く、親子仲や兄弟仲が悪くなることもしばしばありますので注意が必要です。

トラブル回避策②
生前贈与する

事業を特定の子に継がせる場合や少しでもトラブルを避けたい場合は、生前贈与も1つの手です。

ただし、「1人にすべて贈与する」というものだと、遺留分の侵害としてトラブルになる可能性もあります。

また、生前贈与が特定受益と認定されれば、実際に相続が発生した場合、その生前贈与分も相続財産に加えられます。

ちょっとわかりづらいので、例を挙げてみましょう。

(2人兄弟)の長男に(10年前に)1,000万円の生前贈与あり

父親死亡で2,000万円の相続財産(母はいないものと仮定する)

この場合、兄弟2人で1,000万円ずつ相続することができます。

ですが、次男が「10年前に兄が生前贈与してもらっている」と主張すれば、相続財産は3,000万円となり、法定相続分は、1,500万となります。

長男はすでに1,000万円生前贈与されているので、今回もらえる相続財産は500万円になってしまいます。

こんな風に「長男に面倒をみてもらったので少しでも多く財産をあげたい」と思って生前贈与しても、相続時に次男と平等になってしまうこともあるので、注意が必要です。

また、生前贈与は110万円を超えると贈与税の対象になることから、相続税と贈与税の兼ね合いも見なければなりません。

さらに、生前贈与を進めすぎて、自身の生活もままならなくならないよう注意が必要です。

事業を継いでいる子に生前贈与で株式をすべて贈与してしまった為、事業に携われなくなってしまったということもおきます。

生前贈与する場合は、自分で判断せず、弁護士あるいは税理士に相談することをおすすめします。

生前贈与には、家の購入援助や事業資金援助、結婚式の金銭的援助、借金の立替や、大学の入学金や授業料なども含まれ、それらの援助を受けていない兄弟から指摘される場合があります。

トラブル回避策③
遺言書を作成する

遺言書を作成するのが一番ご自身の意向も伝わりますし、兄弟間でトラブルを避けることができます。

遺言書には、大きく分けて「直筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つの種類があります。

一般的には、「直筆証書遺言」が多いですが、「直筆証書遺言」は亡くなった際には、家庭裁判所に遺言書を提出して検認手続きをしなければならないため、手間がかかります。

またこの検認手続きで「署名がなかった」とか「○年○月吉日」というような日付になっていた場合は、書類の不備となり、遺言書の効力が無くなります。

さらに言うと、遺言書に不利なことが書いてあると思い、改ざんや隠ぺいされる可能性もあります。

遺言書を書くのであれば、できれば「公正証書遺言」をおすすめします。

また、遺言のデメリットとしては、遺言を変更したい場合は、もう一度新しい遺言書を作成する必要がることです。

遺産について遺言で意思を表明する場合は、「長男に○割」という「○割」ではなく、キチンと「○○銀行の預金○○円」と具体的に書きましょう。

固有の財産を示さず、割合で遺言してしまうと、現金化しやすいものを誰が相続するかで新たに揉める要因になってしまいます。

トラブル回避策④
生命保険に加入する

今までのトラブル回避策のデメリットに対しての解決策が、生命保険に加入することです。

保険の受取人を多く財産をあげたい人にしてあげてください。

実は、保険金は遺産分割協議の対象外になります。

保険金は受取人の固有の財産となるため、遺産相続財産から除外されます。

たとえば、遺産が土地建物しかなく、兄弟で分け合えずに、「代償分割」で現金を他の兄弟に分けなければならないケースであれば、この死亡保険金を原資に他の兄弟に現金を渡すことができます。

また、面倒をみてもらったので、他の兄弟よりも多く財産をあげたい場合も、その子を受取人にした死亡保険に加入すれば、親が死亡した際、相続人の同意がなくてもすぐに保険請求をし、受取人は保険金を受け取ることができます。

さきほども少しお話ししましたが、この保険金は法律的には相続財産ではないので、他の相続人には手出しできません。

よって、特定の子に多く財産をあげたい場合はとても有効な手段です

また、長男に面倒を見てもらっていたが、折り合いがつかず、次男に面倒をみてもらうことになり、遺産を多くあげたい子が変わっても、保険であれば受取人を簡単に変更することができます。

注意!保険の受取人は必ず遺産を多くあげたい子の名前にしましょう。
例えば、遺書には書かずに「家を長男にあげるから保険金を次男に」という思いだけで契約してしまうと、(保険金は相続財産にならないため)次男が保険金を手に入れ、さらには家の権利を主張することができてしまいます。
よって、「平等に」との思いとは裏腹に、次男に財産が多く渡ってしまう場合があります。

相続問題に有効な保険は、ズバリ、「一時払い終身保険」です。(詳しくは「【相続対策で有効な生命保険】一時払い終身保険のメリット・デメリット」で記載しています。)

一時払い終身保険はいろいろな商品が販売されているので、是非、専門家に相談して失敗しない保険選びをして下さい。(専門家に相談できる場所は「保険相談はどこがいい?|相談相手別のメリット・デメリットを解説」で詳しく解説しています。)

今では、無料で保険相談にのってくれるところがあります。

自宅で相談もできますし、自宅で相談しづらい場合は、店舗や喫茶店でも相談にのってくれるのでおすすめです。

ここではおすすめの保険相談窓口をピックアップしました。

 
保険見直しラボ
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保険見直し本舗
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 保険マンモス 
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保険のトータル
プロフェッショナル
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 保険ガーデン  
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みんなの生命保険
アドバイザー
くわしく見る
店舗相談
訪問サービス
オンライン相談 ○(電話相談も可)
生命保険 ○(21社) ○(24社) ○(店舗による) 派遣される
FPによる
派遣される
FPによる
派遣される
FPによる
損害保険(火災保険) ○(11社) ○(13社)
※ペット保険2社含む
派遣される
FPによる
派遣される
FPによる
派遣される
FPによる
公式HP 保険見直しラボ 保険ショップマンモス

 

こちらからすぐに相談を申し込めるので、気になった保険窓口相談があったら申し込んでみて下さいね。

保険の窓口についてはこちらの記事を参照して下さい。

 

まとめ:遺産相続で揉めないために生前にキチンと対策をしよう!

まとめ:遺産相続で揉めないために生前にキチンと対策をしよう!

今回は、私が税理士事務所で実際に携わったケースを例にお話ししました。

私自身も実はつい最近まで、親族トラブルを経験しています。

電話がなるたびに心臓が跳ね上がり、ストレスは大変なものでした。

私の家も、税理士事務所で携わったケースもすべて普通の家での出来事です。

税理士事務所という関係上、株の権利関係が多かったですが、跡取りのいない零細企業の社長さんなどは、やはり貯金はなく、土地建物の権利で揉めることが非常に多くありました。

こういった問題は、親子間の忘れていた感情も呼び起こすようで、「いつも兄貴ばかり優遇されていた」とか「お前はいつも要領よく逃げていた」とかの感情論ばかりの議論に発展することもしばしばありました。

また、学生の頃は、小さいコミュニティーで親の価値観に沿った生活をしていきますが、社会に出ると、色々な価値観に感化され、成長していきます。

同じ環境にいる兄弟は仲が良くなりますが、色々な価値観に接するようになるとそれも段々薄れてくるものです。

子供が小さい時の面影だけでなく、大きくなった際の関係性も冷静に判断しましょう。

どんなに仲のいい家族でも、やはり思う所はあり、誤解もあります。

それらを吐き出すいい機会になればいいのですが、ほとんどの場合は、そこでしこりがさらに深まります。

そうならないためにも、親が元気なうちに、財産の分配について対策することをおすすめします。

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