ブログを始めるにあたって、最初に決めないといけないことに、
- ブログ名
- ブログの種類(雑記ブログか特化ブログかなど)・カテゴリー
- ドメイン名
があります。
この内、ブログ名とブログの種類やカテゴリーは、途中で変更できます。
例えば、雑記ブログから特化ブログに変更することは簡単ですし、「ブログ名がブログに合わなくなったな」と思ったら、多少手間がかかりますがブログ名を変更することは可能です。
ですが、ドメイン名だけは、新規のブログを立ち上げない限り変えることができません。
ドメイン名を新しくすることは、今までのブログ運営を一旦白紙(つまり0からのスタート)にするので、デメリットしかありません。
また、読者はドメイン名によって、サイトやブログのイメージを持つこともあります。
例えば、企業のサイトを見てみると、ほとんどが企業名や商品名がドメイン名になっています。
Googleで検索した際やメールでサイトのURLが添付されていたとき、意味がわからない文字列のドメイン名だとしたら、クリックするのをためらいませんか?
このようにドメイン名は意外に人に見られており、サイトやブログのイメージの印象を左右するものです。
そこで、この記事では、初心者がドメイン名を決めるにあたって、理解しておきたい事項をわかりやすく説明していきたいと思います。
- ドメイン名の決め方
- ドメインの種類(日本語ドメインなど)
ドメイン名を決めるときに意識すべきこと
ドメイン名はサイトやブログの「顔」になります。
ここでは、その重要な「ドメイン名を決める」際に意識しておきたいことを見ていきましょう。
- サイトやブログのイメージに合うものにする
- なるべく短いものにする
- なるべくわかりやすいものにする
- キーワードを含める
- 読者の利便性を考える
それでは1つ1つ見ていきましょう。
サイトやブログのイメージに合うものにする
ドメイン名は、そのサイトやブログのイメージに合ったものにしましょう。
ブログ名と近いドメイン名でもいいですが、そのサイトの雰囲気がわかるドメイン名でもOKです。
例えば、このブログのドメイン名は「posityblog.com」で、ブログ名の「ポジティぶろぐ」から選びました。
この様に、ブログ名からドメイン名を作ると、一目で「ああ、あのブログね」とわかりやすいく馴染みやすいです。
が、反面、途中でブログ名を変えてしまうと、関連性がなくなり、ドメイン名からは想像つかなくなるというデメリットもあります。
その他、カテゴリーから連想するドメイン名を作るのも読者にはなじみやすくなります。
ただ、一方で、途中でカテゴリーを変更してしまうと、こちらもドメイン名からはサイトが想像つかなくなるというデメリットがあります。
ちょっとわかりづらいので、私のドメイン名を例に見てみましょう。
最初の私のブログのコンセプトは、「失敗してもポジティブにいこう」という情報発信でした。
なので、ブログ名もドメイン名も「ポジティブ」が入っています。
ですが、途中から「税金やお金の情報」を発信をするブログに変更しました。
実は、途中で、このブログを「お金や税金」の特化ブログにしたかったのですが、ブログ名もドメイン名も「ポジティブ」で、特化ブログにはふさわしくないドメイン名のため、あきらめました。
初期のころから、「お金」についての発信も考えていたので、ドメイン名はそれらが表現できるものにしておけば良かったと後悔しています。
このように、ドメイン名は、なるべく、融通のきくものにするのがおすすめです。
とは言え、先のことはわかりません。
ですので、ドメイン名を付けるときは、最低でも「サイトのイメージがつくドメイン名を付ける」ことを意識してみて下さい。
なるべく短いものにする
ドメイン名はなるべく短いものがおすすめです。
時々ですが、ドメイン名を直接入力してサイトに訪れてくれる方もいます。
短いドメイン名であれば、覚えやすく、入力しやすいので、サイトに訪問してくれる機会が増えます。
なるべくわかりやすいものにする
ドメイン名はなるべくわかりやすものにするのがおすすめです。
ドメイン名は正確に入力しないとサイトにたどり着けません。
その為、英語が不得意な人でもスペル間違いをしないようなわかりやすいドメイン名にするのがおすすめです。
できれば、造語は避けましょう。
造語は覚えにくく、また正しく入力をするのが困難なため、結果、サイトに来てもらう機会が減ります。
悪い例が私のドメイン名です。
「posity」は造語です。ただしくは「positive」です。
のちほどお話ししますが、この「positive」というドメインがもう他の人に使われてしまって、造語にしました。
この事情を知らない読者は、ドメイン名の直接入力では、このブログにたどり着けないと後悔しています。
また、「わかりやすい」という意味は、スペルだけではありません。
連想できるものでもいいので、ブログ名との関連性を持たせるのがおすすめです。
キーワードを含める
ドメイン名にキーワードを含めるのも一つの手です。
特に特化ブログにはキーワードを含めましょう。
私の場合であれば、「money」というキーワードが入っていたらベストだったと思います。
例えば、「money-slowlife-nav.com」だったら、ベストだったでしょうか。(ちょっと長いですね。)
「goodlife-nav.com」だったら、どうでしょう?
こんな風に色々と試してみて下さい。
読者の利便性を考える
ドメイン名は自分で自由に付けられる反面、注意しておきたいこともあります。
- スマホで入力しずらいもの
- 数字やダッシュ(´)
- へんな綴り
- ブランド名や商標
これらは、読者の利便性を損ねるのでやめましょう。
特にブランド名や商標は読者に誤解を与えてしまします。
最悪、本家から「削除依頼」をされてしまう危険性があるので絶対にやめましょう。
独自ドメイン取得の前にすること
ドメイン取得にあたっては、前もって準備しておくとスムーズに進みます。
ドメインの探し方
ドメインは好きなものを使用できますが、住所と同じなので、先に取得している人がいれば、もちろん使えません。
ですので、どのドメインが使えるか、チェックする必要があります。
ここでは、 お名前.comの画面を使って、ドメイン名を準備する方法を説明していきたいと思います。
お名前.comのドメイン検索画面に入って、こちらで使えるドメイン名があるかどうか検索します。
下の画像は、私のブログ名の一部「ポジティぶろぐ」を検索した結果です。検索した順番は下からになります。
この画面の見方を簡単に説明すると、以下のとおりになります。
- ✉マーク・・・「今このドメイン名を使っている人がいるから、ドメインが削除されたらメールでお知らせするね」のマーク
- Pマーク・・・「プレミアムマーク」
「プレミアム」という言葉に弱い私は、飛びついて取得しようとしたら、何と56万円でした。
話はそれましたが、この検索をしながらドメイン名を考えると効率的にドメイン名を見つけることができます。
ドメインの種類
基本的にどのドメインを取得しても、SEO的には影響ありません。
自分が好きなドメインを取得すればいいと思いますが、それなりに意味もあるのでここではちょっとその話をしたいと思います。
com
一般的に広く使われて、値段もお手頃の人気ドメインです。
その為、使っている人が多く、なかなか希望のドメインが取得できません。
jp
日本に住所がある人しか取れないドメイン。その為、信頼性も高いです。
審査もそこそこあるみたいで、他のドメインが比較的すぐに取得できるのに対し、時間がかかったイメージです。
私は、第一希望のcomで使いたいドメイン名が全滅だったので、一旦このドメインを購入しました。
ですが、数時間たっても使えるようになりませんでした。
初めてのことなので、審査で遅いのか、操作不備で進まないのかが全く分からなかったので、このドメインはあきらめました。
comはすぐに取得できたので、結果論としては審査で遅かった模様です。
さて、ここで注意なのですが、ドメインは1回買ってしまうと、キャンセルしてもお金戻ってきません・・・。
それでも、第二希望のドメインに時間を費やすのが嫌だったので、私はキャンセルを選択しました。
co.jp
よく企業とかで使われるドメイン。最近はあまり縛りがないようです。
net
通信会社とかでよく使われるドメインです。
こちらも最近あまり縛りがないようです。
その他のドメイン
この他にも今はいろいろと新しいドメインが増えてきました。
新しいドメインのメリットは、自分が希望したドメインが取得しやすいことです。
新しいドメインがSEOに不利とかそういったものはないので、気に入ったドメインがあれば、それらを選ぶのもありだと思います。
ただし、新しいドメインは馴染みがなく、PCに詳しくない方には不審がられる可能性もあることは認識しておきましょう。
また、新しく安いドメインは、誰でもお得にいっぱい取得できる分、「怪しいブログ」と評価される可能性もあります。
(怪しいメールやサイトはほとんどが無料で使うことができるドメインから発信されています。)
SEO的には問題ないので、あくまでもそのドメインをみて、「読者がどう思うか」というレベルのデメリットです。
私は「気にしない!」と言う方はぜひ、使って見てください。
日本語のドメイン
「ポジティぶろぐ.com」みたいな「日本語+.com」というドメインも作れます。
メリットとしては、ドメイン名が日本語のため、「目立つ」かつ「わかりやすい」がことがあげられます。
一方、デメリットとしては、リンクをはったり、シェアされるURL等は、ピュニコードと呼ばれる数字とハイフンだけの文字列に変換されてしまいます。
例えば、「日本語.jp」というURLを取得すると、記事がシェアされたり、メールでURLを送った際は、「xn--wgv71a119e.com」に変換されてしまい、受け取った人は、「怪しいアドレス?」と警戒されることもあります。
ドメイン取得時の注意点
取得する時の金額と更新する時の金額は同じではありません。
ドメインの取得費 = ドメインの更新費 では ない
取得費が安くても更新する時、値段が高くなる事もあるので、更新料がいくらになるか確認してから申し込みましょう!
まとめ:ドメイン名は覚えてもらいやすいものを選ぼう!
ドメイン名を決める際は、読者が覚えやすいものを選ぶことをおすすめします。
ブログ名もできれば、ドメイン名同様、読者に覚えてもらいやすいものがいいでしょう。
わかりやすい名前を付けると、ブログ名を検索してもらう(これを「指名検索」といいます。)機会が増え、結果、PVも上がります。
話は少しそれますが、できれば、URLも記事に沿ったわかりやすいものをつけるのがおすすめです。
たとえば、デフォルトでは、URLに「日付」が入るブログが多いですが、読者からは意味がわかりませんし、SEO的にも不利です。
URLは記事タイトルにあったURLにするのがおすすめです。
もう1つ、日本語URLについてですが、SEO的には問題ないとされています。
ただ、日本語URLはドメインと同じく、日本人にはとてもなじみやすいというメリットがある一方、URLをコピペすると文字化けするデメリットもあります。
この記事で言えば、URLは
「https://www.posityblog.com/entry/how-to-decide-domain」ですが、
「https://www.posityblog.com/entry/ドメインの決め方」とすることもできます。
このように、日本語のURLを使っても、すべて英語でも、SEOには問題ないとされています。
ですが、メールに添付した場合やTwitterにテキストリンクを貼った場合には、先程お話したピュニコードになってしまい、そのURLを見た方は、ちょっとクリックをためらうものになってしまいます。
ソフトによっては、クリックすると「404エラー」になるそうですので、見た目を重視するか利便性を重視するかで選択しましょう。