先日、ノイちゃんという猫が八王子署によって遺棄されてしまいました。
ノイちゃん自身に迷子になった認識があったかどうかはわかりませんが、万が一、ペットの姿が見えなくなった場合は、すぐにペットを探してあげて下さい。
この記事では、猫や犬の探し方をご紹介します。
後悔しないためにも、今回ご紹介した方法を少しでも早く実践して下さい。
ペットがいなくなってしまった時の対処法
外で飼っているペットだけでなく、家で飼っているペットの迷子も、実は身近にあります。
例えば、「玄関を開けたらたまたまペットが出てしまった。」とか、「リードをつないでお出かけしていたがリードが外れてしまった。」など。
特にねこちゃんのリードは意外に取れやすいです。
ねこちゃんは体が柔らかいのでリードをするりと外すことがあります。
特に、びっくりしたときは、思いもよらぬ行動でどこかへ行ってしまいます。
もし、不幸にもペットがいなくなってしまったり、迷子になってしまった場合は、とにかく、できるだけ早く、探して下さい。
日常的に単独でお外に行く猫ちゃんでも、「数日したら帰ってくるかな」と楽観しない方がいいです。
そんなことを考えている間に、見付けた頃には保管期限が切れてしまっていることもあります。
なので、ペットが帰ってこなかったら、下記方法をすべて同時期に行動して下さい。
- すぐに探す
- 保健所と警察、清掃事務所に連絡する
- チラシを作る
- Twitterに投稿する
- 動物の慈善団体や動物病院に連絡する
- 迷子サイトに掲載依頼をする
- ネコ探偵に依頼する
⑦のネコ探偵に依頼する以外は、速やかにすべて実行して下さい。それでもダメなら、⑦のネコ探偵に依頼する選択肢も出てきます。
ただし、実行するに当たり、注意が必要になることもあるので、必ずチェックしてから行動して下さい。
対処法①
すぐに探す
ペットがいなくなったら、すぐに探して下さい。
室内飼いが基本ですが、どうしても外に出でしまう猫ちゃんなどは、「その内帰ってくるだろう」と様子見しがちです。
ただし、その様子見が手遅れになることもあるので、「あれ?今日は帰りが遅いな?」と思ったらすぐに探して下さい。
いつもは普通に帰ってこれる猫ちゃんも、他の猫ちゃんとケンカしてしまった場合や、何かにびっくりしてしまった場合、慌てて逃げて、自分がどこにいるのかわからなくなることもあります。
少しでも早く異変に気がつけば、次以降の対処法にも早く移れ、発見の可能性がグッと上がります。
対処法②
保健所と警察、清掃事務所に連絡する
少し探して見つからなければ、すみやかに保健所や警察、動物保護センターに連絡して下さい。
こういった機関は保管期限がありますので、遅くなると手遅れになることも考えられます。
ここでいう手遅れというのは、「殺処分」ということです。
自治体には「殺処分0」を掲げているものもありますが、実は数字のトリックで、実際には少なからず「殺処分」されていることもあります。
また、八王子警察署のように遺棄できる場所があれば、遺棄している警察署も0ではない可能性がでてきました。
ですので、今回のことで、「探すと同時に連絡を入れないとダメだな」と実感しています。
運よく、すぐ見つかれば、「見つかりました」と再度連絡すればすむことです。
ノイちゃんの飼い主さんは、警察への連絡をしていなかったため、このような事態になってしまったと考えられます。
また、これは悲しいですが、清掃事務所にも一応連絡してみましょう。
万が一、轢かれて死んでしまっていた場合、持ち込まれるのは清掃事務所です。
もしかしたら、焼かれてしまう前に会えるかもしれないので、こちらもためらわらず連絡してみて下さい。
ここで気を付けたいのが、周辺の保健所や警察、動物保護センターにも連絡することです。
ペットは自宅の最寄りの管轄内にだけいることは考えにくいです。
1ヶ所だけでなく、必ず、周辺の保健所や警察、動物保護センターにも連絡する
対処法③
チラシを作る
一通り探し、なおかつ、各関係機関に連絡して、それでも見つからなければチラシをつくりましょう。
順番は前後しますが、対処法⑤でご紹介する動物慈善団体でひな形をくれる場合もあります。
ネットでもひな形がダウンロードできたりしますので、是非、活用してみて下さい。
このチラシは、対処法④以降で、迷子のペットを連絡するときにとても役に立ちます。
対処法④
Twitterに投稿する
今の時代は、Twitterに投稿するのも1つの手です。
その際は、ハッシュタグ(#)を必ずつけて発信しましょう。
例えば、
などのハッシュタグ(#)を付けると、皆さん、「いいね」や「リツイート」で拡散してくれます。
その際に特に気を付けたいのが、場所が特定される情報は絶対に発信しないということです。
近くの方や熱心な方は、「探してあげたい」気持ちで、詳しい場所を聞いてきますが、その情報をTwitter上で見ている人の中には、迷子ペット狩りをする方もいるそうです。
そういったペットを探して虐待しようとしている人の恰好の情報になってしまいます。
場所が特定される情報は絶対に発信しない。
(「見つけた」という方が現れた時は、DMなど、場所が他の人の目に止まらない連絡方法を選択しましょう。)
対処法⑤
動物の慈善団体や動物病院に連絡する
それでも見つからなければ、動物保護活動をしている慈善団体や動物病院に連絡を取ってみましょう。
もしかしたら、ケガをしていて、やさしい人が動物病院に連れて行ってくれてるかもしれません。
また動物保護団体が預かってくれているかもしれません。
こちらも猫が行動する範囲すべてに連絡してみましょう。
動物保護活動している団体の連絡先がわからない場合は、動物保護センターや動物病院に聞くと教えてくれます。
また、動物保護団体同士の横のつながりがあると思いますので、猫ちゃんの連絡と合わせて、他に連絡した方がいいところはないか聞くのも効果的です。
対処法⑥
迷子サイトに掲載依頼をする
ネット上には迷子サイトがあります。
そちらに登録もしてみて下さい。
猫を見つけてくれた方が見てくれるかもしれません。
ここでは、おすすめの迷子サイトをピックアップしました。
こちらはアニコムに加入している方限定で、ペットの掲載依頼ができます。(猫の他犬やフェレットも検索できます。)
迷子猫情報はアニコムに加入していなくても見ることができるので、ご自宅の近くに迷子を探している困っている人がいないか、定期的にチェックしていただけるとありがたいです。
その他、「迷子猫 検索」で検索すると次の様なサイトが出てきます。
>>迷い猫掲示板 - 迷子の飼い猫を探しています - ネコジルシ
わんちゃんの場合は、「迷子犬 検索」で出てくると思います。
対処法⑦
ネコ探偵に依頼をする
どうしても見つからな場合、ネコ探偵に依頼するのも1つの手です。
ネコ探偵に依頼するつもりであれば、早ければ早いほどいいです。
初動次第で、見付けられる可能性が大きく変化します。
ただし、注意したいのが、悪徳業者もいるということです。
適当に探しているふりをして料金をとる業者もいるそうなので、日ごろから安心して頼めるところを探しておくことをおすすめします。
まとめ:ペットが迷子になったら、後悔よりもまず行動を!
ペットがいなくなったり、迷子になると、どうしても自分を責めてしまいます。
でも、そんなことはしなくていいです。
後悔している時間があれば、ペットを探すことに時間と労力を使いましょう。
ペット探しは時間が勝負です。
少しでも早く、ペット探しに集中して下さい。
ペットが見つかったら、喜びと同じくらい反省しましょう。
その反省がペットの迷子予防にもなります。