税理士を目指していませんが、会計事務所で「税理士補助」として採用してもらえますか?
会計事務所の求人を見ると、「税理士補助」と出てきますが、どんな仕事をするのでしょうか?
会計事務所はあまり馴染みがなく、「そもそも資格がないとダメなの?」「税理士資格取得を目指していないと雇ってもらえないのでは?」などなど、よくわからないことだらけだと思います。
そこで本記事では、会計事務所での税理士補助経験者が
- 税理士補助の仕事内容
- メリット・デメリット
- 「税理士補助」として採用されるマル秘テクニック
- キャリアを活かす方法
など、採用からキャリアアップまで詳しく解説していきます。
実は、「税理士を目指さない税理士補助を雇いたい」会計事務所が多いんです。
つまり、
売り手市場
ということ。
「税理士補助」が気になったら積極的に挑戦してみましょう。
- 税理士補助について興味がある人
- 応募したいけどやっていけるか不安な人
- 税理士にはならないけどそれなりにキャリアを身に付けたい人
この記事を書いている人 -WRITER-

りん:FP(元税理士事務所勤務)
税金や社会保険などのわかりづらい内容をわかりやすく解説しています。その他、ブログ運営やペットについても発信しています。
・30代から簿記知識0で簿記を勉強
・2級満点合格で会計事務所業界へ
・会計事務所勤務経験10年以上
・キャリアアップのための転職経験多数あり(派遣社員含む)
「会計事務所ってどんなところ?」の疑問には、「会計事務所のあるある体験を解説!」で詳しく解説しています。
- 「税理士を目指さないのに税理士補助はOK?」の疑問に回答
- 気になる「税理士補助」の仕事内容は?
- 税理士を目指さない税理士補助という働き方の6つのメリット
- 税理士を目指さない税理士補助という働き方の3つのデメリット
- 税理士を目指さず税理士補助をするデメリットの解決策|キャリアアップ法
- 税理士を目指していなくても税理士補助として採用されるマル秘テクニック
「税理士を目指さないのに税理士補助はOK?」の疑問に回答
「税理士を目指さない税理士補助はアリなのか?」
初めて会計事務所に応募する方は不安になると思います。
その答えは、ズバリ!
(むしろ「歓迎」の事務所も多数あり!)
です。
実際、会計事務所の中で税理士補助として働いている人が、「税理士を目指していない」という職場も多いです。
事務所にもよりますが、税理士を目指している人は10%~50%いるかいないかくらいです。
私は初めて会計事務所の面接をしたとき、こんな経験をしました。
私:「税理士を目指して御事務所でも役に立てるよう頑張ります!」
所長:「税理士目指すなら雇えないけど、目指さないなら大歓迎だよ。」
こう言われて私は、びっくりしました。(もちろん、その事務所はお断りしました。)
この所長は言わなくてもいいことをわざわざ言うような方なのでわかりやすいですが、あえて口には出さないがこういう本音は結構あるようです。
所長(雇用側)としては、
- 税理士の試験勉強で「仕事」を
疎 か にされては困る - 正直、知識があまりなくてもできる仕事をバンバンやってほしい
- 人件費をかけたくない
など、税理士補助という仕事に対する本音があります。
なんか、「税理士補助」って希望が持てないですね・・・。
私も最初、そうでしたが、実は極めるとすごいキャリアになり、メリットが多いんですよ。
そこで、次章以降で、税理士補助の仕事やメリット・デメリット、さらには、「税理士補助」として採用されるマル秘テクニックをご紹介します。
気になる「税理士補助」の仕事内容は?
本章では、一般的に「税理士補助」で言われている仕事をすべて書き出してみました。
「税理士補助」の仕事は多岐に渡るので、下記のようにカテゴリーに分けてみました。
- 一般事務に近い税理士補助の仕事
- 簿記知識を使った税理士補助の仕事
- 税務事務レベルの税理士補助の仕事
ただし、事務所により、集まっている人材が違うため、どの部分を担当するかはわかりません。
事務所によっては、人材が足りなく、いきなり税務事務レベルの仕事まで任されることがあります。
面接時に確認することをおすすめします。
一般的には、大きい事務所は、仕事の区分けがはっきり決まっているため、役割がはっきりしており、小さい事務所は何でもこなすイメージです。
一見、大きい事務所の方が良いイメージがあると思いますが、早く専門的仕事を覚えるには、小さな事務所でいろいろとやらせてもらうのが近道です。
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
一般事務に近い税理士補助のお仕事
まずは、一般事務に近い税理士補助のお仕事です。
こちらの仕事は、「総務」が設けられている事務所では、ほとんど担当になることはありません。
ですが、小規模の税理士事務所では、「任される仕事」と思っていいでしょう。
電話応対・来客対応・コピー・書類整理・資料作成・発送業務・備品管理・事務所清掃 など。
ほとんどが、一般事務の範疇ですが、これらも税理士の補助的仕事の為、任されることが多いです。
簿記知識を使った税理士補助のお仕事
簿記知識を使ったお仕事は下記のとおりです。
領収書整理(チェック)・会計データ入力・会計データチェック・伝票整理・勘定元帳の作成 など
これらができるようになると、次第に、
月次決算・年次決算・給料計算・社会保険手続き・年末調整 など
レベルに応じて任されるようになります。
税務事務レベルの税理士補助のお仕事
一般的な仕事や簿記を使った仕事ができるようになると、税務事務レベルの仕事が任されるようになります。
申告書作成補助・顧問客対応(巡回訪問) など
ここまで行くと、やはり、税理士を目指している税理士補助の方が多く仕事を任されます。
ですが、税理士を目指していない税理士補助も任せてもらえる機会は多いです。
人手が足りない事務所は、初心者でもいきなり巡回訪問をさせられることもあり、この辺は、会計事務所によりけりと言えます。
税理士を目指さない税理士補助という働き方の6つのメリット
本章では、税理士を目指さなくても「税理士補助」として働くメリットを見ていきたいと思います。
- 採用率がアップする
- 難易度が高い仕事は回ってこない
- 浅いが広い知識を得ることができる
- 比較的自由がきく
- 転職に有利
- 40代、50代になっても需要あり
1つ1つ見ていきましょう。
メリット①
採用率がアップする
最初に私の体験談をお伝えしたとおり、実は、税理士を目指さない人の方が需要が多いのが現状です。
理由は、先ほど触れましたが、
- 税理士の試験勉強で「仕事」を
疎 か にされては困る - 正直、知識があまりなくてもできる仕事をバンバンやってほしい
- 人件費をかけたくない
など、所長(雇用側)の本音があるからです。
ここまで聞くと、ちょっとモチベーション下がるかもしれませんが、安心して下さい。
逆に「いてもらわないと困る」と思わせればいいのです。
その方法は後ほど紹介したいと思います。
メリット②
難易度が高い仕事は回ってこない
税理士を目指していないので、もちろん難易度の高い仕事は回ってきません。
税務は、1つのミスでクライアントに大きな損害を与えることもあります。
また「より節税できないか」「対処法はないか」など調べることも多く、その分、自分の仕事が
ですが、税理士を目指していない税理士補助にはそのような仕事は回ってこないことが多いので、安心して下さい。
メリット③
浅いが広い知識を得ることができる
税理士補助として仕事をすると、幅広い知識を得ることができます。
税理士を目指している人にはもちろんかないませんが、それに近いくらいの知識を得ることもできます。
結果、宅建士やFPなどの資格取得には、前もって知識がある分、有利に働きます。
また、間接的にでもクライアントのトラブルを垣間見ることができ、自分自身に万が一、同じようなトラブルが起きた時には、その経験が役に立ちます。
税理士の知識は重箱の隅をつつくようなものですが、税理士を目指していない税理士補助が得る知識は世間一般的なことが多く、経理職転職にはキャリアアップになります。
メリット④
比較的自由がきく
税理士を目指さない税理士補助は、比較的、勤務時間に融通がききます。
なので、子育て中や勉強や趣味に時間を確保したい方にもおすすめです。
メリット⑤
転職に有利
先にも話したように、税理士を目指さない税理士補助は、需要があります。
つまり、会計事務所の転職にも有利に働きます。
また、一度、会計事務所で働くと、即戦力として、一般企業での需要も大きくなります。
経理の経験がない人は、キャリアを磨くために「税理士補助」の仕事はとてもメリットがあります。(現に私は経理経験0から税理士補助の仕事をしました。)
今、現在、経理の経験がある方は、それを強みに「税理士補助」の仕事を探せます。
「税理士補助」という仕事が気になったら、ぜひ、挑戦してみましょう!
税理士補助の転職活動に必須の転職エージェントは以下のとおりです。
ミツカル | ヒュープロ |
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※特記事項を赤字で表記しています。
転職を成功させる秘訣は、自分にあったエージェントを2つ以上登録し、選択肢を広げることです。
「税理士補助」は特殊性があるので、「特化型」のエージェントが仕事探しにはおすすめです。
メリット⑥
40代50代になっても需要あり
税理士を目指さない税理士補助は40代50代になっても需要があります。
もちろん、大手事務所は無理ですが、小さい事務所であればまだまだ需要があります。
例えば、「繁忙期だけ」ではありますが、70代の女性も働いている事務所がありました。
また、経理への転職も「会計事務所経験」は高く評価されるので、50代になっても需要は出てきます。
税理士補助は何か所もの会社の経理を見ることができるので、どこの企業に就職しても「即戦力」なり需要が高くなるんですね。
税理士を目指さない税理士補助という働き方の3つのデメリット
次に、気になる「税理士を目指さず税理士補助として働く」デメリットを見ていきましょう。
- キャリアアップが難しい
- 給料が低い
- モチベーションが上がりにくい
1つ1つ見ていきましょう。
デメリット①
キャリアアップが難しい
税理士を目指している人に比べ、難しい仕事が与えられない分、キャリアアップが難しくなります。
当たり前ですが、同じ時期に入っても、税理士を目指している人は、いろいろな仕事を経験させてもらえるでしょう。
ただし、税理士を目指していない人も、所長に「この人に教えれば自分も楽になる」と思ってもらえると、どんどん仕事を任せられるようになります。
キャリアアップしたい人は、仕事をどんどん吸収し、信頼を得ましょう!
デメリット②
給料が低い
一般企業でいうと、税理士を目指している人は、「総合職」、目指していない人は「一般職」です。
「総合職」と「一般職」では、給料に差が出るのは当然ですね。
会計事務所も同じです。
ですが、「やめられては困る」という存在になれば、税理士を目指さない税理士補助でもお給料アップも夢ではありません。
私も実際にお給料アップに成功したことがあります。
また、どうしても上がらなく不満があるようであれば、転職することで、お給料アップを実現することも可能です。
「本当?」と思われるかもしれませんが、実務経験が増えれば、新しい転職先では即戦力になり、のどから手が出る人材になっているはずです。
お給料面で不満があれば、転職準備も視野に入れましょう。
会計事務所転職ミツカルでは、勤務先に内緒で相談できます。少しでも迷いがあるようなら相談してみましょう。(無料で経験豊富なアドバイザーが相談にのってくれます。)
デメリット③
モチベーションが上がりにくい
例えば、パートや他に何か夢がある人で「仕事先さえあればいい」という人には、仕事を覚えたら単純作業も多く、クレーム対応などのイレギュラーな仕事もないのでとてもいい環境です。
ですが、キャリアアップしたい人は、なかなかできず、しかも、給料も低いのでモチベーションを保てません。
でも、あきらめないでください。
次章でキャリアアップできる方法を解説しています。
税理士を目指さず税理士補助をするデメリットの解決策|キャリアアップ法
税理士を目指さず税理士補助として働くには下記デメリットがありました。
- キャリアアップが難しい
- 給料が低い
- モチベーションが上がりにくい
本章では、これらを解決する方法をご紹介します。
会計事務所に入ったらこれらを意識するとキャリアアップにつながるのでぜひ、実践してみて下さいね。
- 仕事に関することは勉強する
- 事務所内で「なくてはならない存在」になる
- より好待遇の会計事務所へ転職する
- 一般企業の経理職へ転職する
1つ1つ見ていきましょう。
解決法①
仕事に関することは勉強する
成果を上げれば、キャリアアップもできて、給料も上がり、モチベーションもあがります。
「勉強」と聞くとアレルギーを起こす人がいるかもしれませんが、そういう人は税理士補助には向いていないので、やめたほうがいいでしょう。
【関連記事】税理士補助に向いてる人の特徴は?|「自分は向いていない」と後悔する前に確認すること
とはいえ、勉強は嫌なものなのもわかります。
でも、安心して下さい。
税理士補助で勉強することは、勉強した分だけ必ずキャリアになるのでやりがいがあります。
例えば、企画や営業は、勉強してもある程度のセンスが必要で、トライ&エラーを繰り返し身に付けるものです。
ですが、税理士補助の仕事(税理士の仕事も同様)は、知識を得れば得るほど、成果がでます。
税理士補助で言うと、
- 仕訳
- 決算整理
- 給料計算
- 社会保険事務
- 税務申告
など、順に勉強すればするだけ、キャリアになり、事務所からも評価を得られます。
そして何より、税理士を目指していないので、細かい理論を覚えることもありません。
広く、浅く身に付ければいいのです。
私は、これらをとことん勉強しました。
本を読んだり、ビデオ学習したり。
今ではYouTubeでも勉強できるので、私が勉強した頃よりは楽に身に付けることができるのではないでしょうか。
ここまで読んで、「なんかすごいな。私にはできないな」と思う方もいるかもしれませんが、安心して下さい。
誰でもできます。と言うか、税理士補助で働いていてキャリアアップできている人は当たり前のようにできていることなので。
焦らず、担当した仕事を1つ1つ勉強(本を読む、YouTubeを見るだけでもOK)するだけで、身に付きますよ。
参考までに、本ブログで紹介している税理士補助で役立つ記事を列挙しましたので、時間がある時に目にしてみて下さい。
この他にも「税金」カテゴリーでは、初心者でもわかりやすく「税金」について解説しています。
解決法②
事務所内で「なくてはならない存在」になる
仕事をしながら、わからないことを勉強していると、知らないうちに事務所ではなくてはならない存在になります。
こうなったら、もうこっちのものです。
所長や上司から、「もっとやってもらいたい」と思われ、次から次へと新しい仕事を任せてもらえます。
結果、キャリアアップができますよね。
比例してお給料が上がることも!
万が一、上がらなければ転職も視野にいれましょう。
実は、辞意を告げると、お給料を上げてくれることが多いです。
当たり前ですよね、「やめてほしくない人材」になっているのですから。
解決法③
より好待遇の会計事務所へ転職する
どうしても今の事務所では限界を感じたら、転職しましょう。
もう、すでにキャリアを付けているので、今の事務所より好待遇の事務所を目指すことができます。
キャリアアップの転職は年収も上がります。特に優秀なエージェントを味方に付ければより一層、年収アップの可能性もあるので、ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
【タイプ別】登録必須の転職エージェント
- 会計事務所や経理の経験者は、好条件・高年収の案件多数のミツカル
- 首都圏で転職活動する方(未経験OK)は、首都圏に強く好案件が多いヒュープロ
- 30代・40代の経験者でより多くの求人案件を見ていたい方は、
MS-Japan
- 経理未経験や経験が少なく不安な方は、大手の転職エージェントのdoda
、リクルートエージェント
2つ以上の転職エージェント利用が転職成功の秘訣です。
解決法④
一般企業の経理職へ転職する
一般の企業へ転職するのもアリです。
会計事務所での経験は、一般企業の経理では重宝されます。
例えば、一般企業で1年働いた人と、会計事務所で1年働いた人では、経理に関して言えば、比べ物にならないくらい、会計事務所で働いた方が知識が豊富です。
理由は、一般企業での経理はその企業の経理しか見ていない一方、会計事務所での仕事は多くの企業の経理を見ることでその何倍もスキルを磨くことができるからです。
私自身も、会計事務所を辞めるとき、担当していたクライアントから「うちで働かないか」と何度かオファーをいただきました。
このように、会計事務所での経験は決して無駄にはなりません。
デメリットも多いですが、数年後、それらをすべてメリットに変えられるよう、意識して仕事をしてみて下さい。
税理士を目指していなくても税理士補助として採用されるマル秘テクニック
最後に、税理士を目指さないけど税理士補助として採用してもらう方法をご紹介します。
ポイントは3つ。
- 求められている人物像であることを伝える
- できれば簿記2級程度の資格は取っておく
- 自分の条件を必要以上に主張しない
です。
どれも一見当たり前のように感じますが、会計業界が初めての方向けに特に気を付けるポイントを解説していきます。
ポイント①
求められている人物像であることを伝える
面接時に採用側が見ているポイントは、その人の能力以上に「一緒に働いている姿」をイメージできるかどうかにかかっています。
特に、「税理士を目指さない」税理士補助の仕事は、慣れればある程度すぐに身につく仕事が多いため、「人柄」が重視されます。
では、どんな人柄が好まれるか?
税理士補助の仕事で望まれる人物像はある程度、決まっています。
- 与えられた仕事を最後までやり遂げられる人
- 細かいことが好きな人
- コミュニケーションが取れる人
- ホウレンソウができる人
- 会社のルールに従える人
- 勉強熱心な人
特に、最後の2つ、「会社のルールに従える人」と「勉強熱心な人」は必須です。
会計事務所での事務処理は非常に多く、1つ見逃せば、申告漏れなどクライアントに多大な損害を与えることもあります。
なので、事務所独自のチェック機能があり、それが手順化されています。
一見、非効率に見える手順でも、きちんとその手順を守って仕事をしてくれる人を求めています。
このような理由から、仕事を指示通りにきちんとこなすことができるアピールをしましょう。
また、税理士を目指さないと言えど、会計事務所は「税法」という法律を扱う事務所です。
よって、勉強熱心な人を好むので、その辺のアピールもぜひしてみて下さい。
ポイント②
できれば簿記2級程度の資格は取っておく
もし、まだ簿記を取っていないのであれば、簿記2級程度の資格は取っておきましょう。
パートやアルバイトなどで税理士補助として働く場合は、「簿記3級からOK」というところもありますが、それ以外は、簿記2級はほしいところです。
ポイント③
自分の条件を必要以上に主張しない
会計事務所は閉鎖的なところも多く、自分の主張をきちんと言える人を好まない傾向にあります。
特に、残業などは気になるところですが、サラッと聞く程度にしましょう。
税理士業界は繁忙期がある程度わかっており、急な残業は少ないのでプライベートとのバランスはとりやすい傾向にはあります。
ただ、事務所により、残業が多い所もあるので、求人票などできちんとチェックしましょう。
ここで1つテクニック。
面接時間を、終業時間の1~2時間後に設定してみるのも1つの手です。
この時間まで従業員が帰れそうになく働いていたら残業が多い事務所と見ていいでしょう。
番外編:転職エージェントにお任せする
会計事務所への就職活動は、転職エージェントの力を借りるといいでしょう。
転職エージェントからの紹介であれば、面接する前にいろいろな情報を教えてくれます。
そこから、望まれる人物像を探し出し、面接に挑むことで他のライバルより有利になることも!
また、気になる残業やお給料の交渉も転職エージェントを通して行った方が、精神的に楽になるばかりでなく、要望もかないやすくなります。
複数の転職エージェントに相談するのがおすすめです。
本記事では、会計事務所に特化した転職エージェントをピックアップしました。
ミツカル | ヒュープロ |
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種別 | 特化型(士業) | 特化型(士業・経理) | 特化型(士業・経理) | 総合型 | 総合型 |
求人数 | 未公開 | 9000件以上 | 3,000件以上(会計事務所1,200件以上) | 経理求人10,804件 (会計事務所は1,850件) (2023年8.21現在) |
公開:4,900件 非公開:4,300件 いずれも「経理・会計」求人(2023.8.21現在) |
対応エリア | 全国 | 全国(都市部に強い) | 全国 | 全国 | 全国 |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象年齢 | 20代~40代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~50代 | 20代~50代 |
未経験応募 | 不可 | 可 | 不可 | 可 | 可 |
経理求人 | なし | あり | あり | あり | あり |
特徴 | ・会計事務所からオファーが届く ・登録された事務所は厳しい審査済み ・好条件・高年収の案件が多い |
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※特記事項を赤字で表記しています。
転職を成功させる秘訣は、自分にあったエージェントを2つ以上登録し、選択肢を広げることです。
【関連記事】 最速転職HUPRO(ヒュープロ)の評判まとめ|税理士事務所勤務経験者のおすすめ度は?
こういった企業を利用することで、正しい転職活動ができ、結果、希望の職場に、しかも早く就くことができます。