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アフィリエイトをするなら本業か?副業か?【社会保険視点での考察】 

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こんにちは!
2匹のねこ🐈の飼い主です。

この記事は

アフィリエイトをしている、もしくは、今からしようとしている方へ、
社会保険の視点で、本業・副業 どちらが得かをFP視点で考察しました。

通常、「副業」から「本業」にしようと決断する時には、どんなメリット・デメリットがあるか調べて行動に起こすと思います。

普通に生活していると、社会保険にはあまり馴染みがなく、ついつい、見えないふりをしがちです。

ただ、困った時にこそ、必要になってくるのが、社会保険です。

目を背けては、いざという時に、「こんなはずじゃなかった!」という事になってしまいます。

そうならない為にも、この記事で是非、「本業」と「副業」で、どの様に社会保険が違ってくるのか理解をし、自分自身にとって正しい選択をする、きっかけにして下さい。

この記事では、税理士事務所勤務経験があり、FPを取得している管理人が、なるべくお得な情報を、なるべくわかりやすく、お伝えしたいと思います。

それでは、本題に入る前に、まずは、気になる結論!

【結論】

社会保険視点では、アフィリエイトを「本業」にするなら、少なくても、お給料の1.5倍以上の収入がなければ、かなり損

という事になります。

1.5倍というのは、数字にきちんとした理論があるわけではありません(>_<)

理由は、人によって、扶養の数、経費の金額、障害者、学生、主婦、などなど、条件が違う為に一概には言えないからです。

ただ、それ位の稼ぎがないと、会社員を辞めて、「本業」で表面的には儲けていると思っていても、実質的には会社員の方が良かったという事になりかねないとの警鐘を込めての数字ですのでご了承下さい。

それでは、この結論に達した理由を挙げていきたいと思います。

最後には「本業」がお得になる方法も記載しましたので、最後までお付き合いくださいね(^^)/

社会保険といっても、大きく分けると、年金・健康保険・労働保険という3つのくくりがあります。

これから、この3つの視点で、本業と副業それぞれ比較をしていきたいと思います。

ここでは

本業=個人事業主
副業=サラリーマン+ブログ運営

を前提としてお話しします

 

 

社会保険(労働保険)での比較

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一言で「労働保険」と言っても、「労災保険」と「雇用保険」の2種類があります。

掛け金は、「労災保険」は会社が全額負担。

「雇用保険」は会社と折半になります。

掛け金自体は非常に少額ですが、補償は大変充実しています。

この労働保険は、会社員しか入れないのが最大の特徴です。

注意!今回の記事では、制度上の話は省略します。
補償についてもざっくりお伝えしたいと思います。
ご興味がある方は、各補償を調べて下さい。

主な「労災保険」の補償(全て業務上の病気やケガが対象)

  • 休業補償(4日以上有給消化せずお休みした場合、基礎給付額の60%がもらえる補償)
  • 傷病補償年金(療養開始後1年6ヶ月経過後に、傷病が直っていないなど、一定の要件を得ればもらえる年金)
  • 障害給付(障害が残った場合にもらえる補償)
  • 介護給付(介護を受けることになってしまった場合にもらえるもの)
  • 遺族補償給付(業務上の災害によって死亡した時、遺族に対して払われる年金)
ざっくり言うと

業務上の病気やケガには補償が充実しているということです。
また、この補償は一生涯続くものもあります(^^)/

主な「雇用保険」の補償

  • 失業給付
  • 教育訓練給付

労働保険で有利な方は?

ダントツで、「副業」が有利になります。

そもそも、「本業」では、これらの恩恵が得られないので、かなりの差になってしまいます。

社会保険(年金)での比較

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それでは、社会保険の年金ではどうでしょうか?

年金にも、2種類あります。詳しくは、こちらの記事を参照にしてください。

  • 厚生年金(主に「副業」の人が加入している年金)
  • 国民年金(主に「本業」の人が加入している年金)

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厚生労働省HPより

上の表の様に、年金は2階建てになっています。(厚生年金基金がある場合は、3階建てになっています。)

会社員は、ほとんどが厚生年金に加入する事になり、年金を支払う金額自体は、国民年金を払う方よりは多くなります。

ただ、厚生年金を払う時は、会社側も半分払ってくれますし、何より、年金受取時は、会社が払ってくれた分も含めて、全額もらえるという仕組みになっているので、年金受取時にかなりのお得感はあると思います。

下の表を見て下さい。これによると、年金の受け取り額にかなりの差があります。

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厚生労働省HP「令和2年度の年金額改定について」より

厚生年金が2人分なので、国民年金額を2倍にした金額で比較が必要ですが、夫婦2人換算で、差が月10万近く出てしまいます。(年にすると100万円以上!)

しかもそれが一生涯です(>_<)

この他にも、特徴的な制度として、

  • 旦那さんが亡くなった後の補償(遺族年金)も同じくらいの差が出てきてしまう。
  • 厚生年金の支払いは、扶養されている配偶者は免除される

という差がどうしても出てきてしまいます。

こういった事を考えると、やはり、年金でもダントツで「副業」の方が有利ということになります。

社会保険(健康保険)での比較

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それでは、社会保険の健康保険ではどうでしょうか?

健康保険にも、2種類あります。詳しくは、こちらの記事を参照にしてください。

  • 健康保険(主に「副業」の人が加入している年金)
  • 国民健康保険(主に「本業」の人が加入している年金)

この2つの最大の違いは、「健康保険」には、扶養という概念がある事です。

例えば、夫婦2人、子供2人の場合(夫以外無収入の場合)

健康保険は、配偶者と子供2人を扶養に入れる事ができ、保険料の支払いはありません。

一方、国民健康保険については、扶養という概念がないため、妻の分はもちろん、子供達の分の保険料も支払う事になってしまいます。

その他、「健康保険」にあって、「国民健康保険」にはないもの

  • 出産手当金
  • 傷病手当金

こういった事を考えると、やはり、健康保険でもダントツで「副業」の方が有利ということになります。

その他での比較(税金・退職金)

社会保険だけでなく、税金や退職金などでも、「本業」と「副業」では大きな差がついてきます。

税金

税金に関して言えば、2つの論点があります。

経費

「本業」を選ぶと、事業所得(もしくは雑所得)の1つの所得しか選択できませんが、「副業」であれば、給与所得と雑所得と2つの所得が選択できます。

各所得には、経費が認められてます。雑所得や事業所得では、経費があるというのがよくわかると思いますが、実は給与所得にもあります。

皆さんは実感がないかもしれませんが、「給与所得控除」というものがあり、年末調整などで最低でも65万円を収入金額から引いてくれています。

ということは、「副業」にすれば、2種類の所得で、2種類の経費を引いてもらえるという事です(*^^*)

お得ですね!

申告不要制度

給与所得の人は、合計所得金額が20万円以下の場合は、給与所得以外の所得を申告しなくてもOKです。

所得が20万という事は、例えば、レンタルサーバーや書籍代などの経費が5万円かかっていれば、25万円までの収入は申告不要という事になり、大変お得です。

注意!申告不要は所得税の話です。
住民税は申告が必要なので注意してね。

退職金

会社員であれば、退職金が出る方もいますが、個人事業主であれば、退職金は出ません。これは大きい(>_<)です。

さらに退職所得は、「老後の資金」という位置付けなので、税金的にかなり優遇されています

次章の「本業でも有利になる方法」では、個人事業主でも退職金を出せる方法を掲載していますので、是非、最後まで読み進めてね(^_-)-☆

税金の言い回しなどは、こちらで記事にしています。 

www.posityblog.com

結論

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以上のことからも、同じ年収なら、ダントツで「副業」が有利になります。

社会保険という観点からみると、会社員はかなり優遇されています。

よくわかる例が、最近では、コロナでしょうか…。

会社員とフリーランスで比べると一目瞭然です。

会社員はお休みでも、ある一定以上のお給料は出ます。

万が一、解雇になったとしても、雇用保険の方から(満額ではありませんが)お金が受給されます。

それに比べて、フリーランスの方は、仕事が無くなったら、社会的保障は全くありません。

ブログで本業を選ぶという事は、会社員であれば得られるはずの社会的保障を得られないという事になり、かなりの覚悟が必要です。

会社員の時と同じ年収を稼いでも、社会保険を考慮するとかなり損になります。

特に養う方がいらっしゃる様であれば、くれぐれも、先の事を考えてから一歩踏み出した方がいいという事になります。

若い方などは、色々とチャレンジできる期間でもあるので、勝負をかけてみるのもいいかもしれません。

ただ、どうしても不安定になるので、おすすめとしては、軌道にのるまでは、最低でも社会保険に入れるアルバイトをしつつ、ブログ運営を軌道にのせてから、本業にするのが一番安心だと思います。
 

POINT

今時点だけを考えて、「本業」か「副業」かを選択するか、
将来(老後の保障)をも視野に入れて「本業」か「副業」かを選択するか、
きちんと整理しよう!

 

本業でも有利になる方法

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これまでの話では、「本業」の立場がないので、この章では、「本業」でもお得になる方法をお伝えしたいと思います。

そもそも論として、会社員の収入の2倍位、トータルで一生稼げれば、何の問題もありません。

そして、それをやってのけているブロガーの方もいらっしゃいます。

ただ、それはほんの一握りだと思いますので、ここでは、そこまでいけなくても、もしくは、その夢の途中の方向けに、少しでも、「本業」の弱点を補てんする方法をお伝えしたいと思います。

本業でも有利になる方法① 法人化する!

この方法は一番手っ取り早い方法ですが、一番難しい方法でもあります。

税理士事務所などでは、普通の商売で、年商1,000万円位の方に、「法人化」を進めたりします。

では、「法人化」すると、どうして有利になるのか?

いくつかメリットがあります。(もちろんデメリットもあります)

今回は、社会保険の視点でのお話ですので、社会保険でのメリットを挙げると、「法人化」する事により、法人の社長となり、会社員同様の社会保険(年金・健康保険)に入れるのです。

ということは、会社員だった頃のような保障が受けられるという事になります。(雇用保険は残念ながら入れませんが…)

また、「法人化」する事により、自分の給料も経費にできるのが大きなお得ポイントです。

ただ、収入が少ないうちは、なんのメリットもないという点では、ハードルが高いですね。

本業でも有利になる方法② 個人で退職金を積み立てる!

個人事業主でもできる退職金積み立て制度があります。

その名も、「小規模企業共済」です。詳しい説明は、こちらのHPで確認できます。(きちんとした、国の外郭団体ですのでご安心ください。)

こちらを利用すると、最大、月額70,000円×12ヶ月=年840,000万円が経費として認められます。(細かい言い方では「経費」ではないのですが、ここでは、簡易的に「経費」という言い方をします。)

こちらを利用すると、「副業」で有利だった、退職所得と同じ扱いを受ける事ができます。

本業でも有利になる方法③ 個人で保険に入る!

これは、会社員でもやっている事ですが、それ以上の保障に入っておくと言うのも手です。

ただ、経費にできる部分は少ない、というか、ない可能性が大いにあるので、あくまでも「備え」のご参考程度に考えた方がいいかもしれません。

さいごに

以上、なるべくわかりやすく、お話をしたつもりでしたが、いかがでしたでしょうか。

今、私がしたお話は、税理士さんや社労士さんなどにご相談すると、より詳しく相談にのってくれと思います。

「副業」にするか「本業」にするか、判断する際は、それぞれの分野の専門家の意見も参考にするとことをおすすめします。

 

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