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【簿記2級に受かる気がしない人へ】満点合格者が簡単必勝法を伝授!|裏ワザあり

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日商簿記2級すごい難しい・・・【受かる気がしない人必見】合格必勝法!

日商簿記2級がすごく難しすぎて受かる気がしません・・・。

最近の簿記2級は難しいですよね。
とは言え、苦手意識を持ったらずっと受かりません・・・。

もちろん知識は必要ですが、簿記は加減乗除だけしか使わず、いわば、「数学」ではなく「算数」の領域です。

つまり、難しい公式は覚えなくても受かる試験です。

実は、簿記は丸暗記よりも基礎をじっくり勉強することが近道で、グンっと実力が伸びる資格です。

あとは簿記に興味を持てばこちらのもの。

本記事では「簿記2級に受かる気がしない人」でも、「簿記2級に落ちる気がしない」と思える勉強法をお伝えします。

もちろん、この記事を読むだけでは、そうはなりません。

ただし、本記事に従って正しい努力をすれば、「簿記2級に受かる」だけではなく、簿記1級や税理士試験に挑戦したくなります。

私は本来、勉強が得意な方ではありませんが、これからご紹介する勉強法で、簿記知識0から簿記2級を満点合格しました

その証拠がこちらの画像です。

日商簿記検定2級合格表(満点のもの)

日商簿記検定2級合格表(満点のもの)

実はこの回は試験も簡単で、時間がかなりあまってしまいました。

見直しの必要もありませんでした。

と言うのは、間違えるところがなかったからです。

でも合格率は30%前後。

つまり、70%の人は、私が「簡単で間違えようのない問題」と感じていた試験で落ちているんです。

私はそんなに優秀な人間ではありません。もともと「努力が嫌い」という性格を考慮に入れると平均以下かもしれません(>_<)

では、なぜ、そんな私が合格できたのか。

それには秘訣があります。

本記事では、簿記2級に合格する秘訣をあますところなく記載しています。

本記事の内容
  • 日商簿記2級試験の難易度
  • すごい難しいと言われる日商簿記2級試験攻略法

この記事を書いている人 -WRITER-

りん:FP(元税理士事務所勤務)

税金や社会保険などのわかりづらい内容を、できるだけわかりやすく説明しています。その他、アラフォーからチャレンジしているブログ運営や、ペットについても発信しています。

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【まずは検証!】本当に日商簿記2級はすごい難しいのか?

【まずは検証!】本当に簿記2級は難しいのか?

ひと昔前までは、簿記2級は誰でも比較的簡単に取れる資格でした。

ですが、最近、「簿記2級が難しい」という言葉をよく聞きます。

それは本当でしょうか?

ここでは、「簿記2級が本当に難しいのか?」

  • 試験内容
  • 難易度
  • 合格率

から見ていきたいと思います。

(「簿記2級」合格の勉強法に進みたい方は、簿記2級合格必勝法 をクリックするとすぐに読むことができます。)

日商簿記2級のすごさを試験内容から検証

簿記2級は、最近、本来なら簿記1級の出題範囲だった下記項目も出題範囲になってしまいました。

簿記1級から2級の出題範囲に変更された主なもの

リース取引・外貨建取引・その他有価証券の処理・税効果会計・本支店会計・連結決算など

実は、私はこの出題範囲がまだ2級になっていない時期の受験でした。(私の記憶では本支店会計はもう出題範囲になっていたと思いますが・・・)

ですが、税理士試験の簿記論でこれらを勉強しているため、この変更されたものについては一通り学習済みです。

新論点は、どれも苦手意識を持つと厳しい論点です。

と言っても、すべてが難しいわけではなく、「その他有価証券の処理」や「税効果会計」「本支店会計」は、簿記2級の論点の延長線なので、攻略可能だと思います。

その他の「リース取引」や「外貨建取引」「連結決算」は覚えることがあるので、ちょっと大変かもしれません。

そういった意味でも、簿記2級は難しくなったと言えるでしょう。

でも、対処法はあります。

それは、この新範囲は基礎だけしっかり勉強すればOKということです。仮に応用がでたら、時間が余程あまらない限り「捨て」問題にしましょう。

ここがポイント!
  • 新論点は基礎をしっかり!(応用は時間のある人のみ勉強すれば可)
  • とにかく苦手意識を持たない
  • 「絶対に落としてはいけない問題」と「捨て問題」をキチンと判断する

試験内容は難しくなりましたが、この対策で十分乗り切れます。(秘訣は次章に記載しています。)

日商簿記2級のすごさを難易度・合格率から検証

では、そもそも簿記2級の難易度はどれくらいでしょうか?

他の資格と比較してみました。

   偏差値  合格率
公認会計士 77前後 20%前後
税理士 75前後 10%~20%
中小企業診断士(1次) 67前後 17%~42%
気象予報士 64前後 4%~5%
宅建士 55~59 15%~17%
FP 38~57 50%~60%
行政書士 62前後 10%強
日商簿記1級 67前後 10%前後
日商簿記2級 54~58 15%~20%
日商簿記3級 47前後 40%~50%

偏差値はあくまでも目安で見てください。

合格率は、回により多少前後しますので、あくまでも平均値を掲載しています。

偏差値

簿記2級を見てみると、偏差値はやや高めでしょうか。

私、個人的には、FPや宅建士の方が難しいと思うのですが、簿記と難易度はそんなに変わらないのにはちょっとびっくりしました。

やっぱり簿記2級は難しいんですね。

確かに難しいですが、FPや宅建士よりは受かりやすい実感があります。

FPや宅建士は、計算問題が少ない反面、覚えることが膨大です。

簿記も覚えることは確かにありますが、FPや宅建士の知識よりもはるかに覚えやすいです。

「暗記がめちゃくちゃ得意!」という人以外は、FPや宅建士よりも簿記の方が断然簡単だと思います。

合格率

簿記の合格率は回によりかなりバラつきがあります。

試験合格基準には、「相対評価」と「絶対評価」があります。

  合格基準 特徴 合格ラインが70点台の試験の具体例
(受験生全員が70点台だった場合は?)
相対評価 上位〇名
(もしくは〇%)
1点でも多い上位〇名(%)の人が合格 1点の差で合否が分かれる
絶対評価 〇〇点 ライバルが何点取ろうが合格点さえ取れれば合格 合格点が70点なら全員合格

「相対評価」とは、全体の〇%を合格とする合格基準です

税理士試験は「相対評価」で合否が決まり、およそ10%~20%が合格となります。

つまり「相対評価」は上位○名の中に入る必要があり、その為には、受験生すべてがライバルになります。

反対に、「絶対評価」の合格基準は、○○点と点数になります

極端な例で言えば、70点が合格基準の試験で、すべての人が70点以上を取れば、すべての人が合格になります。

反対に「相対評価」であれば、すべての人が70点以上だった場合でも、全員合格にはならずに1点でも多い上位○%の方が合格になるとてもシビアな試験です。

簿記は「絶対評価」なので、ライバルが何点取ろうが、合格点さえ取れば合格できます。

次に、簿記2級の合格率を見ていきましょう。

最高合格率は(第133回)47.6%、最低合格率は(第157回)8.6%と差が出てきます。

ここから言えることは、難しい試験でも、トータルで70点は取れる勉強が必要と言えます。

そういった意味では、簿記2級は難しいとも言えますが、その難しい回の割合はそんなに多くありません。

合格率だけを見て、「簿記2級=難しい」と定義付けるのはやめましょう。

「難しい」と感じた瞬間、それが思考に影響してしまいます。

人間は嫌なこと、難しいことには、行動を移すのが億劫になります。

逆に簡単なことや好きなことにはどんどん行動しますよね。

次章でお伝えする勉強方法には、この心理を活かしていますので、ぜひ実践してみて下さい。

 

【日商簿記2級がすごく難しくて受かる気がしない人がすべき対策】
簿記2級試験必勝攻略法

【対策】簿記2級試験攻略法

簿記2級は確かに難しい試験ですが、覚えることは他の試験よりも少なく、基礎さえしっかり覚え、反復作業をすれば必ず受かる試験です。

簿記2級合格の秘訣は「基礎」と「反復作業」です。

簿記2級攻略法の概要

資格の学校では、商業簿記と工業簿記を平行して行うところが多いですが、通信教育や独学などで自由が効く方は、まずは商業簿記から始めることをおすすめします。

イメージは、

勉強初期:商業簿記10
勉強中期:商業簿記2・工業簿記8
勉強後期:商業簿記7・工業簿記3
直前期:問題と過去問を解く

こんな感じです。

商業簿記から始める理由は、工業簿記は商業簿記をキチンと理解できていないと話がちんぷんかんぷんになるからです。

そして商業簿記の基礎がわかり始めたら、工業簿記に集中。

ただし、商業簿記を全くやらなくなると、せっかく覚えた知識がどんどん薄れてしまいます。

ですので、工業簿記を集中して勉強をしている時期でも、毎日数問でもいいので問題集を解くなりして、商業簿記を記憶にとどめる努力をしましょう。

勉強を始める前には、まずは簡単な問題を少し解きましょう。

簡単な問題で成功体験を得ることができ、「波」にのることができます。

とにかく、苦手意識ではなく、「趣味」をするかのように楽しい体験を意識的にしてみて下さい。

本章では、商業簿記と工業簿記の勉強方法のコツをそれぞれ伝授したいと思います。

商業簿記攻略法

まずは、商業簿記の攻略法です。

対策①簿記3級の知識を完璧にする

もし、あなたが「簿記2級が難しくて受かる気がしない」と感じていたり、何度も落ちているのであれば、基礎ができていないことが原因と考えられます。

簿記3級を受験しないで2級から入った方や、簿記3級にまぐれで受かった方も同様です。

特に「簿記」の本質を勉強せず、試験対策のテクニックだけで簿記3級に合格してしまった方は要注意です。

簿記3級を理解して合格している方は、簿記2級の理解度がびっくりするくらい違います。

簿記3級の理解度が怪しい方は、まずは簿記3級の復習をしてみてください。

「急がば回れ」で効果テキメンですよ。

簿記3級の勉強は、本でも構いませんが、できれば講義を受けることをおすすめします。

私の失敗談
実は、私は最初は独学で本だけで勉強していました。
簿記経験0の私はちんぷんかんぷんでしたが、それでも何とか簿記3級に合格することができました。
ですが、簿記2級の試験勉強してびっくり! 基礎がわかっていないことに気が付き(簿記3級はパズルのような数字合わせで受かってしまっていたようです。)、講座を受けるまでかなりの遠回りをしてしまいました。

「もっと早く講義を聞いていれば数か月ムダにしなかったのに」と後悔しました。

講義は読むだけでなく、目からも耳からも情報が入るので効率的です。

おすすめは、【オンスク.JP】 です。

オンスクは、様々な資格学習が1078円でウケホーダイなので、例えば、1ヶ月みっちり簿記3級の講座を受け、その後すぐに解約すれば、1,078円で簿記3級の勉強ができてお得です。

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オンスクで学ぶメリット
  • とにかく安く学習できる
  • 視覚・聴覚を使って学習しているので理解しやすい
  • スキマ時間を活用できる

オンスクの評判については「オンスクの評判が気になる人必見|特徴・メリット・デメリットを詳しく解説 」で記事にしています。

オンスク以外にも講座は色々とあるので、資料などを取り寄せて、自分にあった講座を受講してみて下さい。

少しでも安い講座を探したいのであれば、無料で資料を一括請求できるサイトがあります。

他の通信講座がどのくらいで受けれるかチェックしてみるのもいいでしょう。

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ここでの目的は簿記3級合格ではなく、「簿記の基礎」を身に付けることなので、ネットで講座を1つ1つ探して勉強時間が減るより、一括請求でサクッと決めましょう。

注意!簿記3級では高額の講座を受ける必要はありません。

「簿記2級を最速で確実に理解するための基礎固め」の為の講座選びを意識しましょう。

対策②講義を受ける

簿記2級は独学でも受かりますが、正直、かなり時間がかかります。(簿記2級を独学で勉強する方法は「簿記2級を独学で合格は難しい?|おすすめのテキスト・問題集・講座を紹介  」で記載しています。)

簿記2級を本だけで独学するのは「時間をかけた割に理解が進まない」とデメリットが多いです。

講義を聞いて勉強した方が断然、理解が進みます。

講義を聞けば、独学よりも理解が進む分、時間の節約になり、結果、勉強に充てられる時間に対しての知識量が増える。

ただ、お金がかかるというデメリットがあるのも確かです。

そのデメリットを少しだけ解消した講座が、スタディング(簿記講座)です。

スタディングは、スマホやPC、タブレットがあればどこでも講義が聞けます。

【簿記2級コース】
一括払い:19,800円
分割払い:1,784円×12回

 

【簿記3級2級コース】
一括払い:22,000円
分割払い:1,982円×12回

 

と、かなり割安な料金で受講できます。

しかも、今なら(2023年1月31日まで)全講座15%オフです。

詳しくは、スタディングの公式HPで確認してみて下さい。

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  • 費用が比較的安い
  • どこでも勉強可能なので時短になる
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スタディングの特徴や評判については「【クーポンあり】スタディングの評判(口コミ)や特徴|メリット・デメリットも記載」で記事にしています。

ただし、紙ベースの資料がないというデメリットも・・・。(ネットでダウンロードすることはできます。)

そこで、教科書や問題集がきちんと送られ、なおかつビデオの講義が受けられる講座がよければ、クレアール(簿記)をおすすめします。

クレアールは短期集中の学習方法で、試験に最速で合格できるメソッドがあります。

ただし、クレアールはちょっとお高めで、簿記2級コースで53,000円です。(割引き期間中あり)

ちょっと高いので、まずは資料請求し、講義DVDを見てから自分に合うかどうか判断するのがいいと思います。

もちろん、資料請求は無料なので安心して下さいね。

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クレアール

>>クレアール(簿記)公式HPはこちらから 

あの有名なリベ大の両学長クレアールをすすめています。

ちょっと長い動画ですが、クレアールの「おすすめポイント」の他に、「簿記の必要性」もわかりやすく解説しています。

この動画を見ると簿記に興味がわくので、勉強のモチベーションアップ間違いなしです。

クレアールは受講料がちょっと高いのがデメリット。
ただ、割引価格になっていることが多いのでチェックしてみてください。

対策③電卓を極める

簿記2級は電卓操作も武器になります。

電卓の使い方の基礎を学べば、かなりの時間節約になり、簿記2級の試験の際は有利に働きます。(注意!:電卓操作の「応用」は必要ないので絶対に極めないでください。)

商業簿記にも工業簿記にも使えます。

実は私が簿記試験で時間が余った要因の1つが電卓操作です

だからと言って、バリバリ電卓が使える訳ではありません。

電卓の「GT」や「▶」、「MR」などのちょっとした操作ができればかなりの時短につながり、結果、試験に余裕が生まれます。

会計士さんや税理士さんは左手で電卓を打ちながら右手で回答するって聞きますが、そのレベルに持っていかないとダメですか?

実は私もそのレベルまで持っていこうとしましたが挫折しました(苦笑)
ただ、右手(利き手)でペンを持ちながら打つ練習はしました。

それと、画面を見ずに電卓を打つ方法もマスターするといいでしょう。

PCのキーボードの様に、電卓にも打つ手が決まっています。

最初はなれませんが、慣れると画面を見なくても電卓は打てるようになりますし、間違えて打っても、「あ、今間違えた!」とわかる様になります。

私は短気なので、すぐに身につかないとあきらめてしまう方ですが、そんな私でもその位の操作はできるようになったので、ぜひ、みなさんもチャレンジしてみてください。

この技術は就職してもかなり役に立ちますよ。

私が使っている電卓と参考にした本をここでお見せしちゃいます。

電卓はメーカーにより使い方が若干違います。 この違いが電卓操作にかなり影響しますので、自分が使いやすい電卓を早めに決めてみて下さい。

この電卓のおすすめは、「12桁表示」と「画面の角度が変えられる」ことです。また、サイズも丁度良く、持ち運びも苦ではありません。かなり前から使っているロングセラーです。 

私が勉強したのがこの本です。

今ではこんなものもあるんですね。

ただし、あくまで電卓の基本的な操作のみ習得でOKです。

電卓操作にあまりこだわりすぎると、簿記2級の試験勉強がままならないので、まずは勉強から始めて、ある程度進んでから電卓の練習でも十分に対応できます。

ただし、マイ電卓は早めに決めておきましょう。メーカーにより配列や動作が違うので慣れるまで大変です。

対策④とにかく仕訳で考える(丸暗記は無意味!)

簿記は仕訳で成り立っています。

なので、どんな取引でも仕訳が頭に浮かぶまで学習しましょう。(ここ重要です!)

慣れないうちは仕訳を走り書きしてでもとにかく仕訳しましょう。

仕訳は見取り図のようなものです。

見取り図を視覚化できれば問題解決が早くなるのといっしょで、悩んだらとにかく仕訳を書いてみて下さい。

間違っても丸暗記はダメです。

実務でよく見かけるのですが、丸暗記している人は平気で訳の分からない仕訳をします。

特に試験中は緊張状態にあるので、丸暗記している人はミスが多くなります。

逆に、意味をきちんと理解して問題を解いている方はミスをすると違和感を持ち、修正することができます。

仕訳にはすべて意味があります。

そういった基礎は3級で習うので、万が一、丸暗記で勉強してきてしまった人は、簿記3級から勉強し直すのも合格への早道です。

余談ですが、実務の仕訳は「企業会計原則」に従っているってご存知ですか?

税理士試験の財務諸表論を学ぶと出てくるのですが、ちょっとした知識として知っておくと応用力がつきますのでおすすめです。

興味がある方は下記記事是非読んでみて下さい。

>>簿記がつまらないと嘆く人必見【企業会計原則】一般原則をわかりやすく解説 
>>【消費税仕訳】税込経理・税抜経理どちらがお得?メリット・デメリットも解説

仕訳の裏ワザ

ここで仕訳の裏ワザをお伝えします。
下記ボックス図を丸暗記すれば仕訳の丸暗記は必要なくなります。

勘定科目の配置を図にしたもの
残高試算表
この配置だけ丸暗記すれば仕訳の丸暗記は必要なし!

例えば、ある商品を売り上げた場合の仕訳は「現金(資産)/売上(売上)」です。
現金も売上も増えるので、勘定科目は本来の位置にあります。
それではもう一つ例を。
ある商品を仕入れた場合の仕訳は「仕入(費用)/現金(資産のマイナス)」です。
仕入れには費用が増えるので左側、ですが現金は減るので、資産が本来あるべき反対側になります。
このように、増えれば「本来ある位置」、減れば「逆の位置」と覚えておけば、「あれ貸方だっけ借方だっけ」なんて悩みはなくなります。
さらにこの左側のボックス図と右側の残高試算表を見比べてください。
色分けしましたが配置が同じことに気が付きましたでしょうか?

1つ1つ丸暗記するよりもこのボックス図を暗記した方が全然効率的ですよね。
工業簿記でもこのボックス図は役に立つのでぜひ活用してくださいね。

この仕組みについては簿記3級は独学だと難しい?|「なめてた・・・」と後悔しない勉強法 で詳しく記載しています。

対策⑤新論点は基礎をしっかり!

新論点は応用の出題は極めて低いと考えられます。

万が一、出題されても捨て問題のことがほとんどです。

ですので、新論点の応用編の勉強はよっぽど時間がある人以外はしなくてOKです。

それよりも重要な論点を少しでも多く得意にする勉強をしましょう。

工業簿記攻略法

工業簿記は苦手としている方が多いですが、実はめちゃくちゃ簡単です。

そして、点数が取れるところなので、ミスなく満点が取れるくらい完璧にしましょう

工業簿記が半分しか点数が取れないようだと、簿記2級は受かりません。

工業簿記は2級になって初めて出る論点なので、苦手意識が出てしまうのはしょうがないのですが、最初だけちょっと踏ん張れば、ほとんどの人が得意分野になります

それでは、工業簿記の対策を見てみましょう。

対策①「勘定連絡図」をマスターする

工業簿記は「勘定連絡図」をマスターすれば満点に近い成績を取ることができます。

工業簿記の試験の際は、必ずこの「勘定連絡図」を書きましょう。

私はいかにしたら「勘定連絡図」を簡略化できるか研究しました。

商業簿記の仕訳同様、「勘定連絡図」も見取り図です。

この見取り図をいかに早く正確に書けるかで工業簿記の勝敗が決まってしまうと言っても過言ではないので、是非、マスターして下さい。

うれしいことに「勘定連絡図」は、簿記3級の知識があれば、書けるようになるにはそんなに時間はかかりません。

ときどき、「勘定連絡図なんて書く必要がない」と主張している方がいますが、その方はよっぽどの達人か、まぐれで合格した人です。

そうった声に惑わされず必ず「勘定連絡図」を書く習慣を付けましょう。

勘定連絡図を書くと、どこでミスが起こったか確認もしやすいですよ。

対策②工業簿記は勉強期間を集中して取り組む

工業簿記は、一連の流れ(工程)の中で出題されます。

勘定連絡図を書くのはこの流れ(工程)を把握するためです。

なので、「問題で問われていのがどの工程(流れ)なのか」をいつも認識することが重要です。

だとすると、勉強も流れを認識して勉強するのがベストですよね。

通学だと週1回~2回と間が空いてしまうので、勉強も流れではなく、つい1つ1つの論点に目が行ってしまいます。

工業簿記では、1つ1つの論点を学ぶときにでも、必ず、どの部分の勉強をしているのか認識しましょう。

ちなみに私は「勘定連絡図」をいつも手元におき、工業簿記を勉強していました。

勉強の最中に、「今、この部分の勉強をしているのだな」と常に意識していました。

教科書やネットで「勘定連絡図」のひな形がいくらでも見ることができます。

自分の気に入ったひな形をいつも持ち歩くのもいいですね。

ただし、自分で「勘定連絡図」を書くときは、どうすれば簡略化できるか意識して下さい。

「勘定連絡図」はあくまでも自分が理解するため見取り図です。他人にはわからなくても自分だけが理解できればいいものです。

くれぐれもこの見取り図を(「いかにきれいに」そして「わかりやすく」書くかという)完璧主義を発揮しないようにして下さい。(私の失敗談より)

対策③演習あるのみ

工業簿記は学習が終わったら、とにかく演習を繰り返し、解き方をマスターして下さい。

まずは、単純な勘定連絡図になるものから勉強しましょう。

複雑な勘定連絡図を書かないと解けない問題を先にすると、勘定連絡図が嫌いになるばかりではなく、そもそも勘定連絡図を書かなくなってしまいます。

そういったことがないよう、簡単な勘定連絡図で対応できる問題から解いていきましょう。

ここがポイント!

工業簿記を得意にするのが簿記2級合格への早道。
コツは「勘定連絡図」をいかに早く書けるかを極める!

直前期試験対策

試験直前期には、できるだけ本番に近い状態で過去の試験問題や予想問題に取り組みましょう。

ただ、単に問題を解くのではなく、下記事項をできるだけ意識してみて下さい。

対策①仕訳や勘定連絡図はできるだけ簡略化してさらにパターン化する

自分なりの仕訳や勘定連絡図をできるだけ簡略化しましょう。

例えば、

(売掛金)〇〇円/(売上)〇〇円

のような仕訳の場合、この通りに書いていたら、時間がいくらあっても足りません。

自分さえわかればいいので、

「かけ 〇〇/ うり 〇〇」

くらい、簡略化して下さい。

簡略化は自分が違和感ないものを早めにパターン化しておくと、後々の勉強時間も節約できておすすめです。

対策②試験時間と同時刻に問題を解く

できれば試験時間と同じ時刻で問題を解きましょう。

そうすることで、時間帯による自分の体調を理解し、コントロールすることができます。

もちろん、本試験は学校や仕事の時間帯なので毎日は難しいですが、お休みの日はなるべく、試験時間と同じ時間を確保し、過去の試験問題に取り組んでください。

対策③回答の順番と時間をパターン化する

試験はできるだけ行動をパターン化すると緊張せず自分の能力を出し切ることができます。

対策②の同時刻に問題を解くのも一種のパターン化です。

合格への近道は、問題を解く順番をパターン化して下さい。

スポーツ選手がルーチン化している動作と同じ原理です。

私の場合は、

得意な工業簿記⇒商業簿記⇒新基準の問題

とパターン化しました。

理由は、

  • 得意分野から始めて気持ちに余裕を持つ
  • 最初に手を付けることで、取らなければならない問題(得点)を解くことができる

からです。

ここで、問題なのは、得意な分野が難しくて太刀打ちできない時の精神状態です。

合格レベルでの受験でそんなことはほとんどありませんが、万が一、そういう事態になってしまったら、慌てずその問題は捨てて、次の問題に取り組んでください。

間違っても、立ち止まったり、ショックで頭が真っ白にならないでください。

そもそも得意分野の問題が難しければ、他の受験者のほとんどが難しくて手が出せません。

みんなが解けない問題は「捨て問題」です。

「捨て問題」に時間をかけるより、「点数が拾える問題」を意識して下さい。

また、時間配分もある程度パターン化しましょう。

例えば、工業簿記は30分・商業簿記にも40分・新基準の問題に20分・残りは見直しなど大雑把に決めておきましょう。

もちろん、多少ずれてもかまいません。と言うか、問題により上下します。

ですが、30分配分していた工業簿記が45分たっても解ききれていない場合は、手に付けてはいけない問題に固執している可能性があります。

そうならないためにも、ぜひ、試験中でも今の立ち位置をキチンと確認しましょう。

時間を気にせずがむしゃらに解いていてはダメということですね。

対策④記号でパターン化する

問題用紙にはあらかじめ決めた記号でパターン化しましょう。

例えば、私は、重要な数字や内容は、「四角」や「丸」で囲むようにしました。

さらに、問題の番号には、見直しが必要な問題や捨て問題などに記号を付けました。

  • 〇・・・完璧(見直す必要なし)
  • △・・・不安だけど点数が取れそう(時間があれば見直すもの)
  • ✖・・・かなり不安(△の見直しが終わっても時間があれば見直すもの)
  • ✖✖・・・捨て問題(取り組むだけ無駄)

試験終了30分前には、すべての問題に目を通しましょう。

そして、遅くても15分前には、△や✖の問題を見直しましょう。

過去の試験問題を解いている際、万が一、時間内ですべての問題に目を通せないようであれば、✖と✖✖に時間を取られている可能性がありますので、試験前にその悪いクセは直しておきましょう。

 

まとめ:日商簿記2級がすごく難しすぎて受かる気がしない人ほど、基礎に立ち返ろう!

まとめ:簿記2級が受かる気がしない人ほど、基礎に立ち返ろう!

簿記2級は、足し算・引き算・掛け算・割り算ができる人であれば誰でも受かる資格です。

さらに、司法書士やFPのような大量の暗記をする必要がありません。

そんな簿記2級に受かる気がしない人は、原因は「能力」ではなく、「基礎を理解していない」だけです。

そういう方は、簿記3級から勉強を再度してみると、簿記2級の勉強が進みます。

ここで注意なのですが、本で簿記の勉強をしている人で基礎が身につかない人(もしくは簿記2級に何度も落ちている人)は講座受講が必須です。

理由は、あなたは本ではすでにこれ以上の理解はできないと考えられるからです。

そもそも文字だけで本当の意味で理解できる人はごく少数の人です。

そんなごく少数派を目指すよりも効率よく多数派が理解できる方法を模索した方が、結果、少ない時間で多くの学びを得ることができます。

ただし、簿記3級はお金をそれほどかけなくても理解できます。

安く簿記3級を本当の意味で習得するのは、オンスク.JPが一番おすすめです。

>>簿記3級の復習をするなら月額1,078円の【オンスク.JP】へ  

そして、試験はスピード勝負です。

その為にも、電卓操作や仕訳、勘定連絡図が少しでも早く書けるようトレーニングしましょう。

試験では、わからないところに立ち止まっている時間はありません。

もし、わからない問題が出たら、「捨てる」勇気も持ちましょう。

難易度が高い回に受験してしまった場合はわからない問題も多いと思いますが、その中でも拾える問題と、きっぱりとあきらめる問題を見極められれば合格できます。

難易度が高い回の次の回は、簡単な回になることがあります。

逆に簡単な回のあとは難易度が高い回になることもあります。

直近の合格率を見て、ある程度、予想をつけるのもいいかもしれませんね。

安く簿記講座を受けたいならスタディング(簿記講座)がおすすめです。

スタディングは、スマホやPC、タブレットがあればどこでも講義が聞けます。

【簿記2級コース】
一括払い:19,800円
分割払い:1,784円×12回

 

【簿記3級2級コース】
一括払い:22,000円
分割払い:1,982円×12回

 

とかなり割安な料金で受講できます。

詳しくは、スタディングの公式HPで確認してみて下さい。

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ガッツリ講義を受けたければクレアール(簿記)をおすすめです。

クレアールは短期集中の学習方法で、試験に最速で合格できるメソッドがあります。

ただし、クレアールはちょっとお高めで、簿記2級コースで53,000円です。(割引き期間中あり)

ちょっと高いので、まずは資料請求し、講義DVDを見てから自分に合うかどうか判断するのがいいと思います。

もちろん、資料請求は無料なので安心して下さいね。

クレアール

>>クレアール(簿記)公式HPはこちらから 

※ネットで無料で一括請求できるサイトはこちらです。

>>簿記2級講座一括請求はこちらから

簿記2級は確かに難しくなりましたが、攻略できない資格ではありません。 

就職活動にも、実際に仕事をする際にも役に立つ資格です。

苦手意識を持たず、是非、合格をものにして下さい。 

 

🌷 参考記事 🌷