簿記3級の勉強が意外と難しくて受かる気がしません。
簡単に受かる裏ワザはないですか?
「簿記3級は簡単そう」と思いチャレンジし、実際に勉強を始めると、「あれ?難しいな・・・」とあきらめてしまう人も多いです。
でも、それはすごくもったいない!
簿記3級はちょっとしたハードルさえ超えられれば楽勝で受かる資格です。
「自分は勉強できないし・・・」なんて人も安心して下さい。
私も同じです。勉強、実は「できる」方ではありません。
さらには「試験」は緊張して苦手です。
こんな私でも簿記2級は満点合格できました!
もちろん、簿記3級も高得点で合格しています。
合格の秘訣は、とにかく基礎をとことん身に付ける、そして、ちょっとした裏ワザを駆使するだけ!
実は、当初の私は簿記3級で基礎を学ばず、パズルを解くようにパターンを丸暗記して楽々合格できました。
ゲーム感覚だったので、勉強が苦手でも意外に簡単に合格できました。
この調子で、簿記2級を受けたら撃沈(;´Д`)
まったく、理解できないし、解けないし、ミスは多いしで救いようがありませんでした。
ですが、ある1冊の本を読んで、考え方を180度変えたら、あれよあれよというように理解が深まり、ついには簿記2級も満点合格できるようになりました。(この本については後ほどご紹介します。)
最初っから今回お話する裏ワザを実践していたら、もっと早く簿記2級に受かっていたかと思うと悔しいです。
そこで本記事では、簿記3級や2級も短期間でしかも実践で使える勉強法や裏ワザをあますことなくお伝えしていきます。
ただし、注意してほしいのは、今回、私がお伝えする勉強法は、
- 丸暗記
- 最短1週間で受かる方法
などの安直なテクニックではありません。
実はこのやり方は、簿記3級には効果があるかもしれませんが、簿記2級の勉強で必ず壁にぶち当たります。
そのため、簿記2級になかなか受からず、最悪、あきらめてしまう人も・・・。
そこで、本記事では、簿記3級で基礎をしっかり身に付けて、簿記2級も最短で合格できることも視野に入れ解説しています。
- 絶対にやってはいけない勉強法
- 簿記3級受験勉強の裏ワザ
- 時間内でしかも高得点でテストに合格する裏ワザ
この記事を書いている人 -WRITER-

りん:FP(元税理士事務所勤務)
税金や社会保険などのわかりづらい内容をわかりやすく解説しています。その他、ブログ運営やペットについても発信しています。
・30代から簿記知識0で勉強
・簿記3、2級を高得点で合格(簿記2級は100点満点合格!)
・多数の税理士事務所勤務経験あり
- 簿記3級の試験勉強で絶対にやってはいけない3ヶ条
- 【知らないと損する裏ワザあり!】簿記3級を「独学」でしかも「短期間」で合格する勉強法
- 試験対策の裏ワザ
- まとめ:簿記3級は基礎が命|独学でも合格できるが通信講座を利用すれば時短にも!
簿記3級の試験勉強で絶対にやってはいけない3ヶ条
簿記3級は比較的簡単な試験だと言われています。
【関連記事】簿記3級なめてた
ですが、簿記3級は会計(経理)の基礎中の基礎。
簿記2級や1級、税理士や会計士資格を取得する第一歩。
経理関係に就職する方も、必ず必要となる「知識」です。
簿記3級取得が、簿記2級などの上位資格取得のためや就職への目的ではなく手段なら絶対にしてはいけない勉強法をまずはご紹介します。
このやってはいけない3ヶ条で勉強していると、次のステップの資格勉強や実務で必ずつまずきます。
- 仕訳を丸暗記しない
- 細部にこだわらない
- パターンで問題を解かない
1つ1つ見ていきましょう!
やってはいけない勉強法①
仕訳を丸暗記しない
簿記3級は基礎中の基礎なので、丸暗記は厳禁です。
丸暗記がNGな理由は、
- 丸暗記で覚えた知識は役に立たない
- ミスに気が付かない
- 仕訳を1つ1つ覚えるのに時間がかかりかえって非効率
だからです。
仕訳には意味があります。
その意味を考えずに、「売上は右」などと覚えてしまうと、応用力がつかないどころか、ミスをしても気が付きません。
一方で、ある程度の暗記は必要です。
では、どこを理解して、どこを丸暗記でいいのか?
その答えは次章の【裏ワザ】で具体例も交えて詳しく解説しています。
やってはいけない勉強法②
細部にこだわらない
簿記は専門用語も多く、わからないことも多く出てきます。
例えば、「借方」と「貸方」。
どうしてこういう名前なのか、どうして「借方」が左で「貸方」が右なのか?
こういったことは、ネットで調べると出てきますが、それでも釈然としません。
でも、そこはスルーしましょう。
試験に関係ありません。
また、試験に関係ある論点でもどうしてもわからないことは、ひとまず横に置いておいて、他の論点に移りましょう。
学習を進めていくうちに、「ふっ」とわかることもあります。
やってはいけない勉強法③
パターンで問題を解かない
簿記3級の合格率が高い理由の1つに、パターンで解くことができることがあげられます。
つまり、知識がうやむやでも、パズルのようにパターンをつかめば解けてしまう問題も多いです。
私も実はこれが得意で、簡単に試験に受かりました。
ですが、このやり方は、簿記2級受験時だけでなく、実務をするようになると、「全く使えない人」つまり、「落ちこぼれ」(残念な人)になります。
実はこういう方は多いです。
「簿記2級取得しました!」と入社してきたはいいが、びっくりするくらい何も知らない・・・。
「本当に勉強してきた?」と疑うレベルの方も非常に多いです。
そういう方は知らず知らずの内に簿記資格取得が目的になってしまっている方です。
ゲーム感覚でパターン攻略して合格した資格は役に立ちません。
もちろんある程度の解答テクニックも必要ですが、簿記3級は「理解」を意識しましょう。
【知らないと損する裏ワザあり!】簿記3級を「独学」でしかも「短期間」で合格する勉強法
ここでは、簿記3級を
- 独学
- 短期間
- しかもキチンと使える(理解している)
勉強法を解説します。
簿記3級は「独学」でも受かる資格です。
ですが、「独学」はどうしても講座受講よりも理解に時間がかかります。
そこで、本記事では、そういった独学のデメリットをなるべく解消できる勉強法をお伝えします。
- とにかく理解を深める(丸暗記はナンセンス!)
- テキストや問題集は絵が多いものを選ぶ
- 目だけではなく、耳や体感から知識を吸収する
- 1論点学習したら必ず問題を解く
- わからないところはネットで調べる
- 過去問はほどほどにして予想問題を解く
それでは1つ1つ見ていきましょう。
勉強法①
とにかく理解を深める(丸暗記はナンセンス!)
簿記3級は、「用語」や「簿記の仕組み」を理解すれば攻略できたも同然!
逆に、むやみやたらに仕訳を暗記する行為は、応用力が全く付かないばかりでなく、覚えることに時間を割かれ、かなり非効率です。
簿記3級は「理解を中心に、足りないところだけ丸暗記」とメリハリのある勉強法が鉄則です。
理解を深める方法①
ボックス図を極める
ここでは、「暗記すべきところ」と「理解すべきところ」の具体例を挙げてみましょう。
具体例①
仕訳は暗記10%・理解90%で攻略!
仕訳を丸暗記する人がいますが、丸暗記だと、覚えなければならない仕訳数が多くなりすぎて時間がかかるばかりでなく、応用力が付かず、非効率極まりないです。
簿記3級の仕訳は、「基本中の基本」なので、「理解」ができていれば丸暗記せずともスラスラできるようになります。
皆さん、足し算をするとき、丸暗記したのを思い出して計算していますか?
していませんよね。
足し算を覚えるときは、リンゴ2つとリンゴ3つがあって、合わせると5つになると絵などで目で見て理解したと思います。
恐らく、「1+1は2」「1+2は3」と丸暗記した人はいないかと・・・。
基礎ほど丸暗記ではなく、理解をすることで、自然とできるようになります。
簿記も同じです。
簿記3級程度の仕訳は、理解をしていれば、問題を目にした瞬間、仕訳けられるようになります。
ただし、覚えることも10%ほどあります。
そこで、どの部分を覚える必要があるのか、具体例を見てみましょう。
「現金で100円売り上げた」場合、
その仕訳は、
(現金)100円/(売上)100円
となります。
丸暗記の方は、この仕訳を頑張って丸暗記しますが、あまりおすすめしません。
丸暗記すべきは、下記のようなボックス図です。

このボックス図を頭に入れておくとどんな仕訳でも迷わずできます。
このボックス図は勘定科目が増加した場合にその勘定科目が位置する場所です。
例えば、先程の仕訳、
(現金)100円/(売上)100円
は、(現金)と(売上)が共に増加しているので(現金)は資産で左側、(売上)は売上で右側です。
逆に、勘定科目が減少した場合は、このボックス図の逆側に勘定科目が位置します。
例えば、先程の取引から、商品に一部キズがあり、20円返品があったとしましょう。
(売上)20円/(現金)20円
今回は、(現金)と(売上)が共に減少しているので資産の(現金)は左側の反対側で右側、売上の(売上)は右側の逆で左側になります。
それでは、もう1つ。
たとえば先程100円で売り上げた商品を50円で現金仕入れした場合の仕訳は、
(仕入)50円/(現金)50円
になりますね。
もう一度、ボックス図をみて下さい。

仕入は費用の勘定科目です。
仕入れることによって、(費用)が増加しているので定位置の左側に「仕入」がきます。
そして、お金を払っているので、(現金)が減少してしまうので、資産の定位置の反対側に位置します。
上下の位置は
・上段・・・B/S(貸借対照表)科目
・下段・・・P/L(損益計算表)科目
左右の位置は
・右側・・・企業が資金を調達する方法
・左側・・・企業が資金を運用する方法
このようにボックス図を覚えてしまえば、
- どんな仕訳も簡単に仕分けることができる
- 「簿記」を理解できる(よって、応用力がつく)
- ミスを少なくすることができる
といいことだらけ。
反対に、仕訳を丸暗記すると、
- 「簿記」を理解できない
- すべての仕訳を暗記しなければならない
- 逆仕訳をしてもミスに気が付かない
と、暗記した割には、「簿記」を理解できずにデメリットばかりです。
仕訳の数だけ丸暗記は嫌ですね・・・。
ボックス図を暗記すれば、すべての仕訳の丸暗記をする必要がなく楽で、しかも応用力もついて、一石二鳥ですね。
具体例②
穴あき問題は「理解」で攻略(丸暗記は時間のムダ!)
BSは流動性が高い勘定科目から表示されています。
流動性が高いとは、「換金できるもの」と言う意味。
BSは、「現金」→「預金」→「売掛金」→「固定資産」とお金に変えられやすいものから並んでいます。
負債も同じ、「借入金」→「社債」とお金に変えられやすいものからならんでいますね。
この他にも、残高試算表はこのボックス図と同じ位置に数字が記載されています。
比べてみてみました。


見やすいようにボックス図と同じ色で色分けしました。
同じ配置になっていますね。
さらに、先程の「流動性があるものから配置されている」という知識があれば、勘定科目の穴あけ問題が出たときに、ある程度の勘定科目が予想できます。
その他にも簿記の真髄について興味があれば、下記記事に詳しく記載しています。
>>簿記がつまらないと嘆く人必見【企業会計原則】一般原則をわかりやすく解説
理解を深める方法②
マンガで簿記を極める
マンガで解説されると頭に入るだけでなく、疲れた頭のリフレッシュにもなります。
「試験勉強にマンガ?」と思われるかもしれませんが、意外に応用力が付きます。
ちなみに私は財務諸表の勉強に下記書籍を読み倒しました。
この本が、冒頭で少しお話した、私が出会って考えが変わった本です。
何度も読み返すとかなり実力がつきますよ。
勉強法②
テキストや問題集は絵が多いものを選ぶ
簿記3級は基礎中の基礎と何度もお伝えしていますが、だからこそ、テキストに大差はありません。
いくら有名なテキストでも、自分に合っていないとやる気も起きず、結果、勉強から遠のいてしまうことも・・・。
それよりも、自分がいつも手元に置いておきたくなるような、お気に入りのテキストを手に取るのが一番ですね。
特に、簿記3級は、基礎をじっくり理解する必要がある為、馴染みやすい絵や図解、解説などがマンガ形式になっているものがおすすめです。
できれば本屋などで実際に手にしてテキストを購入するのが一番ですが、ここでは、とても有名で、しかも絵や図解が多い本をご紹介します。
「絵ばっかりで本当に受かるの?」と思ってしまいますが、大切な基礎はこのくらい絵がないと中々理解できません。
暗記が得意でない人や「簿記ってなに?」と全くの初心者の方に特におすすめです。
勉強法③
目だけではなく、耳や体感から知識を吸収する
簿記を習ったことがない人にとっては、用語が難しく感じたり、内容が理解できないことも多く、「難しいな」と感じることも多いでしょう。
その為、本やテキストだけではどうしても時間がかかってしまいます。
反対に、授業形式なら目や耳から情報が入るため、理解も早まり、時短にもなって一石二鳥です。
とは言え、授業形式は費用もかかる上に移動時間ももったいないですよね。
そこでおすすめなのがビデオ講座やWEB講座です。
ビデオ講座やWEB講座は通学講座よりも価格がかなり抑えられている上に、わからない(聞き逃した)ところを何度も聞くことができ、とても有効です。
また、動画を倍速で聞くとより一層時短にもなり、メリットが多い学習法です。
私は1.2~1.5倍速で視聴し、わからないところは1倍速に戻して何度も何度も聞いていました。
このようにビデオ講座やWEB講座は、「独学」でしかも「短期間」で合格する一番の近道です。
スキマ時間に動画を見ることによって、簿記の知識を「体感」で感じることができます。
ただし、これらには、テキストや問題集がありません。(正しくはダウンロードする必要があります。)
安い分、そういった不便もあります。
そこで、テキストもあり、動画も見れる講座として、ユーキャンの簿記3級講座がおすすめです。
ちょっとお値段は高いですが、講座を受けることで、
- 図解やイラストが多く入ったテキストが手に入る
- テキストに準拠した問題集も手に入れることができる
- 動画での受講もできる
- 学習進捗度をスマホで管理できる
など、あれこれ手を出さずに、ユーキャンの簿記3級講座1つ集中すれば合格が手に入ります。
私が特に「うらやましい」と思ったのが、WEB学習ツール「合格デジタルサポート」です。
スマホで学習管理や弱点対策もできるなんて、素晴らしすぎます。
勉強の進捗状況を把握できるので、他の受験生と差を付けられるのでぜひWEB学習ツールは使いましょう!
念のために他のおすすめ講座もリストアップしました。
ユーキャン
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勉強法④
1論点学習したら必ず問題を解く
まずテキストのみを読み込む方がいますが、簿記は実際に手を動かさないと身に付きません。
ですので、1論点学習したら必ず、問題を解きましょう。
できれば、同じ問題を3日連続で解き、次は5日後、その次は1週間後に解くのがベスト。
万が一、1週間後に解いて答えが間違っていればまた、3日連続と繰り返します。
これで記憶(やり方)がきっちり頭に入ります。
簿記は、1つ1つの論点も必要ですが、流れも必要です。
流れを掴むには、「章」ごとに出題される総合問題もキチンと解きましょう。
問題集は、テキストと同じシリーズのものが、各論でそれぞれに合う問題を解くことができるのでおすすめです。
勉強法⑤
わからないところはネットで調べる
どうしてもテキストだけではわからないことが出てくると思います。
通信講座も直接質問できるわけではありません。
質問できるシステムがあったとしても回答まで時間を要する場合があります。
そこでおすすめなのが、「ネットで調べる」ことです。
わからないところはテキストを何度か読めばわかるようにはなります。
ですが、そんな時間ももったいないので、ネットで他の人(テキスト)で勉強するのが有効です。
私はよく、Googleで調べます。
記事を読むのもよし!
youTubeを見ることで解決することも多いです。
テキストを読んで理解できない場合はテキストが悪いわけではなく、その説明が自分にしっくりこないだけなんです。
そこで、テキストでしっくりこない説明だけは、他の方法で理解するのがもっとも理解が深まります。
学習が進む過程でわかならいところがフッと理解できることもあるので気にしない(*'▽')
「やってはいけない勉強法」の「細部にこだわらない」ですね。
勉強法⑥
過去問はほどほどにして予想問題を解く
過去問をとにかく解く方がいますが、これも間違えです。
特に法律が変わった場合は、過去問は間違った知識を習得してしまう可能性があります。
ですので、過去問を選ぶときは、今現在(試験で適用される法律)の最新版に訂正されているか、必ず確認しましょう。
また、過去問は過去の出題形式を身に付けることのみに活用し、予想問題を重点的に解く方が効率的です。
だたし、基礎をキチンと習得していることが大前提です。
万が一、基礎ができていないようであれば、まずは、出題可能性が高い論点の基礎の学習を優先させましょう。
正直、応用問題はできなくても受かる可能性が高いです。
試験対策の裏ワザ
試験直前期には、できるだけ本番に近い状態で過去の試験問題や予想問題に取り組みましょう。
ただ、単に問題を解くのではなく、下記事項をできるだけ意識してみて下さい。
対策①
仕訳や勘定連絡図はできるだけ簡略化してさらにパターン化する
自分なりの仕訳や勘定連絡図をできるだけ簡略化しましょう。
例えば、
(売掛金)〇〇円/(売上)〇〇円
のような仕訳の場合、この通りに書いていたら、時間がいくらあっても足りません。
自分さえわかればいいので、
「かけ 〇〇/ うり 〇〇」
くらい、簡略化して下さい。
簡略化は自分が違和感ないものを早めにパターン化しておくと、後々の勉強時間も節約できておすすめです。
対策②
試験時間と同時刻に問題を解く
できれば本番の試験時間と同じ時刻で問題を解きましょう。
そうすることで、時間帯による自分の体調を理解し、コントロールすることができます。
もちろん、本試験は学校や仕事の時間帯なので毎日は難しいですが、お休みの日はなるべく、試験時間と同じ時間を確保し、過去の試験問題に取り組んでください。
対策③
回答の順番と時間をパターン化する
試験はできるだけ行動をパターン化すると緊張せず自分の能力を出し切ることができます。
対策②の同時刻に問題を解くのも一種のパターン化です。
合格への近道は、問題を解く順番をパターン化して下さい。
スポーツ選手がルーチン化している動作と同じ原理です。
私の場合は、
得意な工業簿記⇒商業簿記⇒新基準の問題
とパターン化しました。
理由は、
- 得意分野から始めて気持ちに余裕を持つ
- 最初に手を付けることで、取らなければならない問題(得点)を解くことができる
からです。
ここで、問題なのは、得意な分野が難しくて太刀打ちできない時の精神状態です。
合格レベルでの受験でそんなことはほとんどありませんが、万が一、そういう事態になってしまったら、慌てずその問題は捨てて、次の問題に取り組んでください。
間違っても、立ち止まったり、ショックで頭が真っ白にならないでください。
そもそも得意分野の問題が難しければ、他の受験者のほとんどが難しくて手が出せません。
みんなが解けない問題は「捨て問題」です。
「捨て問題」に時間をかけるより、「点数が拾える問題」を意識しましょう。
また、時間配分もある程度パターン化しましょう。
例えば、工業簿記は30分・商業簿記にも40分・新基準の問題に20分・残りは見直しなど大雑把に決めておきましょう。
もちろん、多少ずれてもかまいません。と言うか、問題により上下します。
ですが、30分配分していた工業簿記が45分たっても解ききれていない場合は、手に付けてはいけない問題に固執している可能性があります。
そうならないためにも、ぜひ、試験中でも今の立ち位置をキチンと確認しましょう。
時間を気にせずがむしゃらに解いていてはダメということですね。
対策④
記号でパターン化する
問題用紙にはあらかじめ決めた記号でパターン化しましょう。
例えば、私は、重要な数字や内容は、「四角」や「丸」で囲むようにしました。
さらに、問題の番号には、見直しが必要な問題や捨て問題などに記号を付けました。
- 〇・・・完璧(見直す必要なし)
- △・・・不安だけど点数が取れそう(時間があれば見直すもの)
- ✖・・・かなり不安(△の見直しが終わっても時間があれば見直すもの)
- ✖✖・・・捨て問題(取り組むだけ無駄)
試験終了30分前には、すべての問題に目を通しましょう。
そして、遅くても15分前には、△や✖の問題を見直しましょう。
過去の試験問題を解いている際、万が一、時間内ですべての問題に目を通せないようであれば、✖と✖✖に時間を取られている可能性がありますので、試験前にその悪いクセは直しておきましょう。
まとめ:簿記3級は基礎が命|独学でも合格できるが通信講座を利用すれば時短にも!
簿記3級は独学でも受かります。
もちろん、テキストや問題集を解くことでも十分合格できます。
ただし、「きちんとした勉強法をすれば。」です。
初めて簿記に触れる人のほとんどは、正しい勉強法なんてわからなくて当然です。
また、せっかく資格取得するからには、活用したいですよね。
使える簿記を短期間で習得するには、通信講座が一番の早道
です。
通信講座は費用はかかりますが、テキストや問題集だけで独学すると実は、思った以上に時間がかかり、結果、目に見えない費用が通信講座以上にかかっています。
「Time is money」と言われるように時間がかかった分、実は損失が拡大しています。
それだけでなく、理解不十分で試験に合格してしまったのであれば、簿記2級や実務で挫折する可能性大です。
これも大きな損失ですね。
そうならないためにも、独学ながらも少し、講座の力を借り、さらには今回ご紹介した勉強法で学習してみて下さい。
名実ともに簿記資格取得者としての未来が開けるでしょう。
最短で、簿記3級の合格レベルに持っていける講座は以下のとおりです。
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・すべてWEBで完結 ・学習管理機能あり ・苦手分野を集中的に学ぶ機能も充実 ・合格祝金制度あり |
公式HP | ユーキャンの簿記2級講座 |
オンスク.JPの受けホーダイ ![]() |
スタディングの簿記講座 |
まずは公式HPで「やってみたいな」と思える講座がないかチェックしてみましょう。