こんにちは!
2匹のねこ🐈の飼い主です。
ねこちゃんを飼っていると、病気のことって不安になりますよね。
ねこの【腎臓病】について、私の飼い猫の話を中心にお話ししていきたいと思います。
この記事を読んで頂ければ、ねこの腎臓病とその治療法、そして一番気になる治療費についてイメージがつくと思います。
具体的な治療方法などは、必ず、獣医師に相談してね!
- 腎臓病ってどんな病気?
- 腎臓病早期発見のためのチェックリスト
- 【実録】病気を発見した経緯
- 腎臓病の治療へ
- 腎臓病ステージⅢ発覚から3年後の状態
- 慢性腎臓病ステージ3の治療代は?
- まとめ:(腎不全)腎臓病は早期発見が要。その後の治療次第で長生きも可能!
腎臓病ってどんな病気?
腎臓病は、腎臓の機能が何らかの原因により、低下し、
6歳を超えると急激に病気になるリスクが増えるそうです。
それでは、腎臓病について、もう少しくわしく、お話ししていきたいと思います。
腎臓病には、「急性」と「慢性」があります。
急性腎臓病
急性腎臓病は、読んで字のごとく、急に腎臓の機能が低下し、早ければ、数時間、遅くても数日で死に至る怖い病気です。
原因はよくわかりませんが、感染症や中毒などからなる場合が多いそうです。
うちの近所のねこちゃんは、拾い食いをしたら急性腎臓病になって亡くなってしまったらしいよ。
調子が悪くなっても、ただの食当たりだと思って、様子をみてたら手遅れになっちゃったんだって。
飼い主さん、早く病院に連れて行ってあげれば、間に合ったかもしれないって後悔してたね。
具合が悪くなったら、すぐ病院に連れて行ってあげて下さいね。
急性腎臓病は、毒素を排出する事ができれば、回復することもあります。
私の近所のねこちゃんは、非常に人懐こく、かわいいねこちゃんでした。
もし、夜間や動物病院がお休みのときなどは、「ペットの往診」をしてくれるところもあるので、是非、活用してみて下さいね。
ペットの往診については、こちらの記事「ペットの往診のメリット・デメリットとその方法」で詳しくお話ししています。
慢性腎臓病
慢性腎臓病は、急性腎臓病とは全く逆で、徐々にゆっくりゆっくり進行します。
気が付いた時には、かなりのダメージになっていることもあります。
また、一度ダメージを受けた腎臓は、もう回復しません。
残った腎臓で生きていかなければならなくなります。
少しでも早期発見できるように飼い主さんが気を付けてあげてくださいね。
早期発見には、血液検査や尿検査などの定期検診をおすすめします。
ちなみにうちのねこは、半年に1回、定期検診していました。
それでも、気が付いた時には、すでにステージ3でした(>_<)
もう、後悔しかありませんが、それでも、定期検診を受けていたからこそ、今の状態で病気を見つけることができたと思います。
もし、受けていなければ、気が付いた時には、手遅れに…。ということになっていたかもしれません。
病院にもよりますが、血液検査などは、4,000円~6,000円位でできると思います。
ご参考までに腎臓病のステージがわかる資料を掲載しました。
下記画像の上段にある「1.0~5.0」の数値は、血液検査項目の「クレアチニン」(もしくは、「CRE」)の数値です。
この数値で腎臓病のステージが、今いくつなのかわかります。
出典:日本獣医腎泌尿器学会
腎臓病早期発見のためのチェックリスト
以下の様な症状が出たら、腎臓病を疑い、すぐに病院に連れていてあげてください。
【腎臓病チェックリスト】
- 水をたくさん飲むようになった
- おしっこが増えた
- 食欲が低下した
- 体重が減少した
- よく吐く
- 貧血気味
- 口内炎ができた
これを見ると、普段からしょっちゅうあることですよね(>_<)
うちの猫についていうと、「おしっこ」については、回数は、1日1回~2回と同じだったのですが、固まる猫砂が異様に大きい塊になっていました。
バカな飼い主は、「いっぱい出たね~」と喜んでいました(>_<)
もう1つは、よく吐くようになっていました。
「寝起きですぐ食べるから吐くんだよ!」って、ねこに怒っていましたが、具合悪かったのかもしれません(>_<)
【実録】病気を発見した経緯
それでは、病気を発見した経緯をお話ししたいと思います。
尿路結石症対策をしていた毎日
うちのねこは、尿路結石症(ストルバイト)という病気によくかかっていました。
尿路結石症(ストルバイト)とは、尿道に石が突っかかり、おしっこをする時に激痛が走る病気です。
尿路結石症(ストルバイト)については、「【実録】猫のストルバイト尿路結石の治療法と治療費|おすすめフードも掲載! 」で詳しく説明しています。
尿路結石症は、冬などで寒くなると、トイレに行くのが億劫になり、おしっこを溜めてしまい、石ができてしまいます。
うちのねこは、学習能力がないのか、毎年、冬に尿路結石症を繰り返していました。
飼い主としては、それを防ぐために、冬になると、寝床にお水を持っていって、いっぱいお水を飲ませていました。
起きれるのに、すっごく甘やかせていたよね(>_<)
そうこうしているうちに、ある日から、お水をゴクゴク、飲む飲む。
おしっこ、いっぱいするする。
飼い主としては、いつもルンルンな日々を送っていました。
そして、ある定期検診の日、意気揚々と病院に行きました!
検査結果で、慢性腎臓病と発覚!
病院での検査結果で、ちょっと腎臓病っぽい数値が出ているとのこと。
すぐに詳細に検査できる機関の検査をしてもらうことになりました。
病院によると、病院での検査はどうしても精度が落ちるので、早期発見にはキチンとした機関での検査が必要だとのことでした。
そして1週間後、検査結果が出ました。
検査結果の下記画像です。
「尿素窒素」の数字が、「50」と、平均値16~36に比べて、かなり高くなっています。
「クレアチニン」も「2.5」と若干高くなっています。
先程の腎臓病の進行状態の表に照らし合わせると、ギリギリ「ステージ2」ですが、「尿素窒素」の数値を見ると、「ステージ3」と認識しておいた方がいいと言われました。
腎臓病「ステージ3」という結果に、唖然としました。
相当、ショック受けたね…。
病院の検査では、ちょっとの異常値でも、詳細検査をすると、大変な数値になることもあるので、高齢のねこちゃんは気を付けてあげてくださいね。
腎臓病の治療へ
先程も書いたとおり、一度、壊れてしまった腎臓は、元には戻りません…。
ですから、治療としては、これ以上、腎臓が悪くならない様に努力することのみになります。
腎臓病が見つかった時には、もうすでに、75%は壊れているということもあるそうです。
うちのねこもそうでした。
残りの25%でどうにか、現状維持を図るのみになります。
治療方法は、至って簡単。
日々の健康管理と、お薬、そして、ストレスフリーな生活。
3ヶ月に1度の検査のみです。
食事管理
腎臓病専用の病院食になりました。
色々と種類があります。
メーカーでは、「ヒルズ」や「ロイヤルカナン」が有名です。
「ウエット」や「ドライ」色々とあります。
獣医師さんが色々と教えてくださると思いますので、よく相談して下さい。
ただ、1つ問題が・・・。
うちの猫はまずくて食べません。恐らくグルメなねこちゃんほど、食べないと思います。
なので、うちでは、腎臓に配慮した普通食と混ぜてます。鰹節もあげています。
もちろん、獣医師さんに確認済です。
獣医師さんいわく、「食べなくなってしまっては、元も子もないので、おいしく食べれるよう、工夫してあげて下さい。」とのことでした。
考慮した挙句、病院食と腎臓に配慮したカリカリ、ウエットを半々で与えています。
ご参考までにうちのねこが食べている食事はこちらです。
【病院食】
【腎臓病に配慮したカリカリ】
4つ味があるので、毎日変えています。
毎日、同じ味だとあきちゃうよね(>_<)
※カリカリごはんはカリカリマシーンであげると楽です。
【腎臓病に配慮したウエット】
これも味の種類が2種類位あります。 また「フレーク」の他に、「ジュレ」があるので、食感を変える為、交互にあげています。
このパウチは腎臓病の病院食ではありません。ただ、コメントに「腎臓に配慮した」とあるので、おやつ感覚であげています。
腎臓病に特化したパウチ(ウエット)も、もちろんあります。
それを食べてくれるねこちゃんなら、それを是非あげてください。
うちのねこは、超わがままなので、食べません(>_<)
症状や病気の進み具合によって判断が違うと思うので、獣医師さんにきちんと聞いてからあげてくださいね。
薬
うちのねこは、「ラプロス」という錠剤を、1日2回、半分づつ、処方されています。
この「ラプロス」は、2017年に「猫の腎臓病治療薬が承認された」として話題になった薬です。元は、人間の薬だとか…。
錠剤そのものは、あまり大きくありません。
腎臓病がもっと進行すると、1錠そのまま服用するそうですが、うちのねこはまだ、半分でなんとか現状維持しています。
お薬半分は、動物病院でカットしてくれますが、私は、1錠のままもらって、飲む直前にカットしています。
なぜなら、お薬をなるべく新鮮なうちに飲ませたいので、空気に触れる時間を少なくするためです。
こちらのカッターを使うと、簡単に半分になります。
他の薬でも使えるので是非、試してみてください。
また、お薬嫌いのねこちゃんへお薬をあげるには、「お薬嫌いなねこちゃんへのお薬の飲ませ方」にテクニックが書いてあるので、是非、参考にしてみて下さい。
サプリ
身体にいいサプリを飲んでいます。
病院で、紹介されました。
こちらの記事に詳しく書いてあります(^^)/
今後(人工透析)
うちのねこは、まだ、大丈夫ですが、いずれくる今後です。
いつかは、病状が悪くなります。
そうなったら、人口透析があるそうです。
「血管透析」と「腹膜透析」の2通りのやり方があります。
「血管透析」は設備がある動物病院が少なく、治療費も高額となるため、あまり現実的ではありません…。
それに比べ、「腹膜透析」は、一般の動物病院でも治療できて、費用も「血管透析」ほどではありません。
が、ねこちゃんにチューブを挿入しなければならないので、エリザベスカラーなどを装着しなければなりません(>_<)
すごいストレスとなり、そこまでの治療をするかは、究極の選択になると思います…。
腎臓病ステージⅢ発覚から3年後の状態
腎臓病になってから、3年が経過していますが、お陰様で、現状維持を保っています。
これは、かなり優秀ではないでしょうか(*^^*)
その証拠が下記画像データです。
「BUN」が「尿素窒素」の数字です。
3年前が「50」でしたが、前回は「61.6」で、今回は「53.8」になっており、この辺をうろちょろしています。
緊張すると数値が上がるそうです。
前回は担当医が女の先生に変更になったから、緊張しちゃったのかもね。
「CRE」は「クレアチニン」の数字です。
3年前が「2.5」でしたが、前回は「1.8」で、今回は「2.11」なので、現状維持を保っていますね。
現在、18歳で、体重や筋肉は減りましたが、もりもり食べています。
運動量は・・・と言うと、かなり寝てますね(>_<)
昔は、外では絶対に懐かない猫でしたが、今では、飼い主との外の散歩が唯一の幸せみたいです。
ただ、困るのが、真夜中の2時頃必ず、外に行きたがるんですよね・・・。
若い頃は外ばっかり行っていたねこが、最近は出たがらないので、運動不足解消の為に夜中2時でも散歩に付き合うのですが、パトカーが巡回すると、かなり不審がられます。
パトカーから、猫って見えづらいよね。
飼い主が男だったら、絶対に「職務質問」されてますね(>_<)
慢性腎臓病ステージ3の治療代は?
気になる治療代ですが、症状によって、治療によって、そして病院によって違います。
ここでは、一般的な話と、私が支払ってる話をしたいと思います。
一般的な治療代
アニコム公式HPよりお借りしました。
これによると、結構高いですよね・・・。
私は、アニコムさんの「どうぶつ健康保険」に入っています。
もしもの時に備えは必要です。
私が支払っている治療代
私が支払っている治療代はこんな感じです。
わー、すごい黒塗り…。
どっかのお役所の文書みたい…。
黒塗りばかりです。 でも、重要なところは残っています。
上から、順にご説明しますね。
- 再診料:お得意さんなので、再診料です。
- 血液検査:血液検査代です。(腎臓病以外の病気もこの検査でざっくりわかります。)
- Na,K,CI検査:これも血液検査です。
- 超音波検査:おしっこがどのくらい溜まっているかの検査です。
(普段はこの検査はしないのですが、最近具合が悪いらしく、ハウスから出てこなく、おしっこが出ているのか心配で、念のため検査しました) - ラプロス:お薬代です。1日150円の3ヶ月分です。
これに消費税が付きます。
その内、アニコム保険が、10,000円負担してくれているので、支払いは、13,430円になっています。
年間でいうと、3ヶ月おきなので、年4回の診察で、
治療費は、13,430円×4回=53,720円(年間)になります。
ちなみに私が通っているの動物病院は、とても親切なのに、相場よりもお安いかもしれません。
まとめ:(腎不全)腎臓病は早期発見が要。その後の治療次第で長生きも可能!
腎臓病は、気が付いたときには、かなり進行してしまっている病気です。
また、どんなに健康管理しても、どうしてもかかってしまう病気の1つです。
もし、かわいいねこちゃんが、腎臓病になっても、決して自分を責めず、治療に専念して下さい。
ダメージを受けた腎臓は直りませんが、進行を遅らせることはできます。
食事療法、お薬、ストレスフリー、適度な運動をさせてあげましょう。
腎臓病の進行を遅らせることにより、病気になっても長生きできます!
あきらめずに、根気よく、治療してあげてください。
- 長生きの秘訣!食事療法
- お薬
- ストレスフリーな生活
- 適度な運動
治療代についても、ご心配であれば、早めに「保険」に入っておく事をおすすめします。
<<保険スクエアbang! ペット保険公式HPへはこちらから
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